中國(guó)ラオス鉄道が全線開(kāi)通　1千キロ以上を支える「復(fù)興號(hào)」技術(shù)

12月3日、雲(yún)南省昆明市とラオス?ビエンチャンが結(jié)ばれたことによって、全線にわたり中國(guó)基準(zhǔn)を採(cǎi)用した中國(guó)ラオス鉄道がついに全線開(kāi)通して、運(yùn)営をスタートし、ラオスは鉄道輸送時(shí)代に突入した。「一帯一路」（the Belt and Road）と中國(guó)?ラオス間の友好のシンボリック?プロジェクトとしてのこの鉄道は、中國(guó)ラオス経済回廊の建設(shè)と中國(guó)ラオス運(yùn)命共同體の構(gòu)築を加速する上で有力なサポートを提供することになる。

中國(guó)ラオス鉄道は総延長(zhǎng)1035キロメートル、昆明-玉渓鉄道、玉渓-磨憨鉄道、磨憨-ビエンチャン鉄道で構(gòu)成され、初めて中國(guó)が中心になって投資建設(shè)を進(jìn)め、共同運(yùn)営を行い、中國(guó)鉄道網(wǎng)と直接接続する國(guó)際鉄道であり、全線にわたり中國(guó)の技術(shù)基準(zhǔn)を採(cǎi)用し、中國(guó)の設(shè)備を使用し、中國(guó)の西南地域と中南半島（インドシナ半島）を結(jié)ぶ重要な交通の大動(dòng)脈だ。

2016年12月の工事スタートから5年がたち、中國(guó)ラオス鉄道はいくつもの山と川を越え、高山と峽谷、活斷層、熱帯雨林をくぐり抜けてきた。沿線の約70％が山間地で、地形は起伏に富み、工事の地質(zhì)條件は極めて複雑だった。統(tǒng)計(jì)によれば、同鉄道全體で新たに建設(shè)された橋は301基、トンネルは167本に上り、橋?トンネルの総延長(zhǎng)は712キロメートルに達(dá)し、新たに建設(shè)された線路が76.5％を占める。

中國(guó)國(guó)家鉄路集団によると、中國(guó)ラオス鉄道に投入され運(yùn)行する高速鉄道「瀾滄號(hào)」は、中國(guó)の「復(fù)興號(hào)」の動(dòng)力集中方式高速鉄道の成熟した技術(shù)をバックに、國(guó)境を越える輸送環(huán)境と線路條件を踏まえて、適応的改良を加えたものだ。車(chē)體の外観は流線型で、ラオス國(guó)旗の「赤?青?白」の3色に塗り分けられ、「國(guó)旗の美」と呼ばれている。

中國(guó)ラオス鉄道の開(kāi)通?運(yùn)営開(kāi)始に伴い、昆明-磨憨間が最短5時(shí)間20分、ボーテン-ビエンチャン間が最短3時(shí)間20分で結(jié)ばれ、出入國(guó)地點(diǎn)での通関手続きにかかる時(shí)間を合わせても、観光客は昆明からビエンチャンまで最短10時(shí)間ほどで移動(dòng)できるようになる。

ラオスは內(nèi)陸に位置する國(guó)で、中國(guó)、カンボジア、ベトナム、タイ、ミャンマーの5ヶ國(guó)に囲まれており、國(guó)內(nèi)には山が多く道路網(wǎng)が未発達(dá)だ。こうした特殊な地理環(huán)境により、ラオス経済は長(zhǎng)らく閉鎖した狀態(tài)に置かれてきた。中國(guó)商務(wù)部（?。﹪?guó)際貿(mào)易経済協(xié)力研究院國(guó)際市場(chǎng)研究所の白明副所長(zhǎng)は、「経済は資源配置に依存するもので、中國(guó)ラオス鉄道は地理的なルートを増やしただけでなく、より重要なことは資源配置のチャンスを増やし、資源配置の効率を高めたことにあり、これによってラオス経済は活性化される」との見(jiàn)方を示した。

世界銀行が発表した報(bào)告書(shū)によれば、「一帯一路」ネットワークと接続することにより、ラオスが世界のサプライチェーンにつながるための紐帯としての中國(guó)ラオス鉄道は、長(zhǎng)期的に見(jiàn)るとラオスの総収入は21％増加する見(jiàn)込みだ。2030年には中國(guó)ラオス鉄道という回廊を通じてラオスを経由する中継貿(mào)易は年間390萬(wàn)トンの規(guī)模に達(dá)する見(jiàn)込みで、これには水上輸送から鉄道輸送にシフトする150萬(wàn)トンが含まれるという。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年12月3日