北京市で20日、12歳から17歳を対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種が本格的に始まった。在校生を対象にした今回の接種は、20日に高校(15歳から17歳まで)で始まった。中學生(12歳から14歳まで)を対象にした接種は8月初めに始まる計畫だ。人民網が報じた。
今回の接種対象は北京に住む12歳から17歳の市民(接種時に満12歳以上)で、在校生と非在校生の両方が対象となる。
使用されるのは中國の関連當局が同年齢層への接種を認可した國薬集団中國生物(シノファーム)北京生物製品研究所と北京科興中維生物(シノバック)が製造する新型コロナウイルス不活化ワクチンだ。
浙江省、遼寧省、雲南省でも12歳から17歳までの接種が開始へ
青少年の健康を守るために、浙江省は下半期、新型コロナウイルスワクチンの接種対象を少しずつ広げ、ワクチンに含まれる成分に対して重いアレルギー反応を起こしたことがある人などを除いて、12歳以上の省民に、できる限り接種を進める計畫だ。8月からは、18歳以下の省民を年齢別に、段階的に秩序立てて安全を確保しながら接種を進める。
遼寧省大連市や丹東地區などでも、12歳から17歳までの未成年者を対象にした接種が間もなく始まる。
その他、雲南省でも紅河(ハニ)族彝(イ)族自治州や羅平県、文山市、安寧市などが12歳から17歳までを対象にした接種を始めることを続々と発表している。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年7月21日