有人宇宙船「神舟12號」の乗組員は緊密に連攜し、北京時間4日午後2時57分に約7時間の船外活動を終え、船外活動期間中に予定されていたすべての任務を無事に遂行した。
7時間の船外活動で、宇宙飛行士の船外宇宙服が活躍し、非常に安定した性能を発揮した。
今回の宇宙服にはこれまでのものとどのような違いがあるのだろうか。
■背中に五星紅旗が追加
今回の神舟12號任務の船外宇宙服は、中國が獨自に開発した次世代船外宇宙服だ。
この前の神舟7號のものと比べると、背中に五星紅旗が追加された。
■內蔵型給水袋、4層構造のヘルメット
船外宇宙服の防護マスクの中には給水袋がある。
これに対し、「人に優しいデザインだ」というネットユーザーのコメントが寄せられた。
またこの船外宇宙服は、超小型の有人宇宙船に相當する機能を持つ。
4層構造となるヘルメットは、2層は圧力マスクで、間に窒素が充填されており、曇り止めと斷熱の役割を擔うことができる。
外層の光學フィルターマスクはサングラスに相當し、宇宙飛行士は日が當たるエリアと當たらないエリアで日差しが目に入らないように、これを使い分けることができる。
■重さ130キロだが著脫が便利に
次世代船外宇宙服は多層設計で、真空防護、高?低溫防護、放射線防護を実現。
中國宇宙飛行士科學研究トレーニングセンター宇宙服工學室の張萬欣室長は、「この船外宇宙服の活動可能時間は8時間にも及び、身長160?180センチの人が著用でき、體型に応じて調節可能だ」と説明した。
船外宇宙服は重さ130キロだが、便利かつスピーディに著脫できる。
一般的な狀況であれば、宇宙飛行士を含む被験者は3分ほどで著用することができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年7月5日