教育部(省)は22日の記者會見で、第13次五カ年計畫期間の教育に関わる対外開放の取り組みを紹介した。2016年から2019年までの間に、中國から251萬8千人が海外に留學し、帰國した人は201萬3千人で79.9%となり、全體の約8割を占めた。現在、中國國內の學部レベル以上の中外協力教育機関で學ぶ學生は30萬人を超え、中國は世界の一流大學の重要な協力パートナーになっている。
教育部國際協力?交流司の劉錦司長(香港?澳門<マカオ>?臺灣弁公室主任)は、「第13次五カ年計畫期間に、中國への留學では質の向上が焦點になり、留學生の構造が最適化を続けた。2019年に中國へ來た留學生のうち學位取得を目的とした留學生の占める割合が54.6%に達し、2016年より7ポイント上昇した」と説明した。
第13次五カ年計畫期間に、同部は中外協力教育機関と中外協力教育プロジェクト580件を審査?認可?登録し(うち獨立した法人教育機関が7ヶ所、非獨立法人教育機関が84ヶ所、プロジェクトが489件)、このうち學部レベル以上が356ヶ所に上った。2020年末までに、既存の機関?プロジェクトは2332件に上り、このうち學部レベル以上は1230件に達する。
「一帯一路」(the Belt and Road)に焦點を合わせ、世界の行動力を高めるという観點で見ると、2019年に中國で學習した「一帯一路」沿線國からの留學生は54.1%を占めた。同年の中國とロシアにおける交換留學生の規模は10萬人を突破し、両國元首が確定した目標を1年前倒しで実現した。第13次五カ年計畫期間に、中國は高等教育機関の學位相互認定合意11件に新たに調印し、累計54ヶ國?地域をカバーした。同時に、中國の各レベル?各種類の國外で教育機関運営が緩やかに推進され、中國の特色を備えた海外でのインターナショナルスクール建設の試行事業が始まった。今年9月1日には、ドバイ中國インターナショナルスクールが第1弾試行事業として正式に開校した。
人的?文化的交流を深めるという観點で見ると、現在、世界70ヶ國が國の教育システムに中國語を組み込み、中國以外で中國語を學ぶ人は約2500萬人に上り、第13次五カ年計畫期間にHSK(漢語水平考試)やYCT(小中學生中國語検定)の受験者はのべ4千萬人に達した。
香港、マカオ、臺灣地區の交流推進という観點で見ると、第13次五カ年計畫期間に、同部は香港?マカオ?臺灣地區の學生が大陸部で學ぶルートの開拓を続け、3地域の學生を受け入れる資格をもった學校が400校を超えた。このうち225校は大學院生の受け入れ資格を備えている。同期間に大學で學んだ3地域の學生は約4萬5千人に上った。學生?教員の雙方向交流では、同部は2016年から2019年までに「大陸部と香港?マカオ地區の大學學生?教員交流計畫」によって、累計1800件に迫るプロジェクトに資金面の支援を行い、のべ5萬6千人が恩恵を受けた。大陸部と香港?マカオ地區の小中高校、幼稚園が姉妹校提攜を結び、その數は2千組を超えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年12月23日