中國社會(huì)科學(xué)院農(nóng)村発展研究所と中國社會(huì)科學(xué)出版社がこのほど共同で発表した「中國農(nóng)村発展報(bào)告2020」は、第14次5カ年計(jì)畫(2021-25年)期間の終わりごろ(2025年ごろ)に、中國は約1億3千萬トンの食糧不足に陥ると予測(cè)し、社會(huì)の関心を呼んだ。中國新聞社が伝えた。
専門家はこの予測(cè)について、「報(bào)告書にある『食糧不足』とは食べる穀物などが不足するということではなく、中國の『食糧不足』について正確に理解し科學(xué)的に考えなければならない。過度に心配したり深読みしたりしてはだめだ」と注意を促した。中國社會(huì)科學(xué)院農(nóng)村発展研究所の杜志雄副所長は21日、「食糧とは中國に特有の概念で、腹を満たすために食べる小麥、米などの穀物のほか、芋類や豆類なども含まれる。報(bào)告書に出てきた1億3千萬トンの食糧不足とは、主にどの食糧が不足しているのかはっきりさせる必要がある」と述べた。
杜氏は、「21世紀(jì)に入って、中國の食糧自給率が低下しており、主な理由は大豆の輸入量が目に見えて増加したことだ。中國の大豆需要量は年間1億1千萬トンほどで、その90%を輸入に頼っている。2019年の大豆輸入量は通年の食糧輸入量の70%に迫った。中國の食糧不足は主に中國國內(nèi)の大豆生産能力に限界があることによってもたらされたものだ」と述べた。
また杜氏は、「輸入大豆は主に搾油され、大豆粕は飼料として使用される。大豆が不足しても食べる穀物の消費(fèi)への影響は非常に限定的で、食べる穀物の安全保障への打撃は基本的に無視してよい」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年8月22日