山東省済南市や甘粛省蘭州市、四川省成都市から専用列車に乗った大學生がこのほど、続々と新疆維吾爾(ウイグル)自治區に到著し、石河子大學に戻った。現在、大學に戻ろうとしている學生たちからは次々に「うらやましい」との聲が上がっている。
山東省済南市
今月13日午後2時半、山東省から新疆ウイグル自治區の石河子駅に向かう學生専用列車が済南駅を出発。石河子大學の學生約900人が、済南駅と石家荘北駅から、全車両が寢臺車両の同列車に乗り、大學生活再開の旅に出た。
學生らを安全に新疆ウイグル自治區まで運ぶため、乗務員らは出発前に専用列車の全車両を消毒した。済南駅では、學生に、専屬連絡スタッフと専用窓口、専用通路、専用待合ホール、専屬案內係が設置された。
また、列車走行中は、乗務員が定期的に學生の検溫を行ったほか、給水器や洗面臺、トイレなどを重點的に消毒した。その他、防護服や防護ゴーグル、マスク、醫療用手袋、消毒液などが入った防疫応急セットも用意された。
甘粛省蘭州市
今月12日午後1時43分、蘭州駅から石河子に向かう直通列車である學生専用列車K4097便が出発。學生1017人が大學生活再開の旅に出た。
石河子大學農學院の博士課程で學ぶ張玉潔さんは、「今はちょうど春で、畑は耕したり、植え付けの季節だから、焦って居ても立っても居られなかった。私たちが學校に戻れるよう、専用列車を手配してくれた鉄道當局に本當に感謝している。また、専用列車の手配のために骨折ってくれた學校にも感謝している」と語った。
四川省成都市
今月12日午後4時34分、成都から奎屯に向かう列車K4350便が出発。乗客1306人のうち、485人が石河子大學で學ぶ學生だった。
同列車の鍾偉車長によると、學生が安全に新疆ウイグル自治區に戻れるよう、引率教員が車両で、學生が「グリーンコード」の提示や健康狀況の報告を行うよう指示できるように手配した。また、乗務員も列車走行中に定期的に検溫を行い、學生に全行程でマスクを著用させ、車両間の行き來を減らすよう指示したほか、食事時間のピーク回避方式と食事を車両まで屆ける方式を採用し、車內の學生旅客と他の旅客の間に交差感染が起きないよう工夫した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月21日