李克強総理は3日午前にタイ?バンコクで開かれた第22回ASEANプラス1(中國)首脳會議に出席した。新華社が伝えた。
李総理は発言で「現在世界経済は下押し圧力が増大し、各國に新たな厳しい試練をもたらしている。中國とASEAN諸國は共に多國間主義と自由貿易を守り、連攜してリスクを防ぎ止め、共同発展を実現するべきだ。あまねく恩恵の及ぶウィンウィンを堅持し、経済貿易協力の高度化を加速する必要がある。東アジア地域包括的経済連攜(RCEP)交渉を早期に妥結し、東アジア経済統合の基礎を固める必要がある。中國ASEAN自由貿易圏高度化議定書をしっかりと実行に移し、貿易と投資の自由化及び円滑化を促進する必要がある。戦略面の相互信頼を増強し、地域の平和と安定を維持する必要がある。『南中國海における行動規範(COC)』は『南中國海における関係國の行動宣言(DOC)』のアップグレード版だ。昨年中國側は3年以內のCOC妥結を目指すというビジョンを示した。すでに各國は第1回査読を前倒しして完了し、第2回査読に入っている。各國がDOCの諸原則に従い、共に協議して決めたタイムテーブルに従い協議を積極的に推し進め、向き合って進み、南中國海の平和と安定をしっかりと維持することを希望する。世々代々の友好を堅持し、人的?文化的交流を引き続き緊密化する必要がある。メディア、衛生、教育、観光分野の協力を強化する必要がある。中國側は今後3年でASEANのために1000人の衛生行政要員と専門技術者を育成し、中國ASEANエリート奨學金などの事業を支え、民心の通じ合いを促進したい」と指摘。
「中國側は揺るぎなく平和的発展の道を歩み、互恵?ウィンウィンの開放戦略を遂行している。『一帯一路』共同建設イニシアティブをASEAN全體及び各國の発展戦略と連攜させたい。現有の経済回廊輸送路の建設推進を加速し、インフラの相互接続協力を強化し、東ASEAN成長地域(BIMP-EAGA)建設を支持したい。デジタル経済、人工知能(AI)、ビッグデータ、サイバーセキュリティーなどの分野でイノベーション協力を推進したい。中國ASEANブルーエコノミーパートナーシップを築き、海洋生態系保護、海洋産業、クリーンエネルギー、再生可能エネルギー、水利技術などの分野で交流と協力を強化したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年11月4日