オンライン求人サイト「智聯招聘(Zhaopin.com)」が1日に発表した「2019年春季人材流動報告」によると、2019年春季人材募集期間の求職者の平均給與は8165元(1元は約16.7円)に達し、2018年同期の7807元に比べ5%増となっている。経済參考報が伝えた。
統計データによると、2019年春季人材募集期間中、平均給與が最も高い都市は北京で1萬910元、2018年の1萬309元に比べ5.8%増となった。第2位は上海の1萬231元で、2018年の9460元に比べ8.1%増。給與増加幅が最大だった都市は蘇州で、春の人材募集期間中の平均給與は7751元で、2018年の7380元に比べ11.1%増だった。
企業の人材ニーズをみると、人材ニーズが最も多い業界は、依然インターネット関連業界だったが、教育業の人材不足も軽視できない。また、中小企業の求人難という局面は、いまだ根本的な解決は得られていない。求職者側を見ると、不動産業界におけるホワイトカラーの転職が最も多く、ほかにベテランや學部新卒生も転職組の主力群となっている。就職の情勢については、仲介サービス業が最も活況を呈し、競爭が最も熾烈な都市は引き続き一線都市だった。就職の主なグループとなる大學生をみてみると、企業のニーズは前年同期より大幅に上昇しているものの、春季人材募集シーズンに就活を行う大學生は、前年同期より減少している。このことから、この期間中の大學生の就職率は前年同期比で上昇傾向を呈している。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年3月5日