世界で標(biāo)高が最も高い原始重力波観測(cè)所が2020年の冬に目を開き、原始重力波が宇宙マイクロ波背景放射の中に殘した痕跡を探ることになる。全國(guó)政協(xié)委員、「阿里原始重力波観測(cè)計(jì)畫」首席科學(xué)者の張新民氏は取材に対して、「観測(cè)所望遠(yuǎn)鏡の各主要部品はすでに詳細(xì)な設(shè)計(jì)段階に入っており、一部は生産を開始している」と話した。科技日?qǐng)?bào)が伝えた。
同計(jì)畫は2014年に提案され、2016年に中國(guó)科學(xué)院や國(guó)家自然科學(xué)基金委員會(huì)など機(jī)関の資金援助を受け正式に始動(dòng)した。同観測(cè)所は西蔵(チベット)自治區(qū)の阿里地區(qū)にあり、標(biāo)高は5250メートル。基礎(chǔ)の建設(shè)は2017年3月に始まり、昨年11月に竣工し検収に合格した。張氏は「観測(cè)所の観測(cè)シーズンは10月から翌年3月までで、2020年冬季に観測(cè)を開始できる見通しだ。原始重力波の探査は、宇宙早期の動(dòng)力學(xué)的過程の研究に資する一方で、量子重力という基本的な物理問題に対する人々の理解を深めることにも資する」と話した。
米國(guó)のレーザー干渉重力波天文臺(tái)「LIGO」は2016年、二つのブラックホールが衝突し発生した重力波の探査に成功したと発表した。この成果は2017年にノーベル賞を受賞した。LIGO協(xié)力チームは先月、アメリカ國(guó)立科學(xué)財(cái)団などが探査機(jī)のアップグレードに3500萬(wàn)ドルを資金援助すると発表した。張氏は「中國(guó)は重力波の研究に対する援助を強(qiáng)化し、チャンスをつかみ、関連科學(xué)研究プロジェクトが期限通りに完了し成果を出せるようにするべきだ」と提案している。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年3月4日