國慶節(建國記念日、10月1日)に伴う7日間の連休中、多くの人が旅行に出かけた。人工知能(AI)などのハイテクの普及により、人々の外出もより快適になっている。新華社が伝えた。
観光客のマナーある旅行を奨勵するため、環境保護ボランティアによるイベントが今年7月28日、寧夏回族自治區賀蘭山國家森林公園で開幕し、「ゴミの銀行」も正式にオープンした。この「ゴミの銀行」は観光地內の駐車場の目立つ位置に設置されており、4つの大型ゴミ箱からなる。観光客がゴミを捨てると、クコの実や扇子、無形文化財手工蕓品などの記念品と交換できる。
この他にも、観光客は裝置の前で身分証をスキャンし、QRコードで決済すれば、入り口に到著してから少し待つだけで、観光地內に入ることができる。吉林省長春市からやって來た観光客の孫祥春さんは黃山で、入場券を購入する際に窓口で列に並ぶ必要がなく、顔認証で通過できることに気づいた。これは中國全土60ヶ所以上の観光地で提供されているスマート観光サービスだ。顔認証技術により、観光客が入場する際に機械が自動で顔をスキャンし、數秒で確認を終える。
また観光客が公衆トイレでトイレットペーパーを無駄使いするのを防止するため、広西チワン族自治區などの一部の公園と観光地內の公衆トイレには、顔認証トイレットペーパー裝置が設置されている。トイレットペーパーを受け取る際、顔認証を使用することで、一定時間內に規定された量しか受け取ることができない。これによりトイレットペーパーが一度に持ち去られてしまうといったトラブルを効果的に解決している。
顔認証だけでなく、AIはさらには観光ガイドになり代わり、観光客にとって不可欠な「旅行の神器」になっている。攜帯電話の地図アプリでARナビをタップすれば、実際の風景と同じルートがスムーズに表示される。攜帯電話は「専屬ガイド」になり、観光地の営業時間から人気スポット、推薦ルート、周辺の飲食店などの情報を表示し、さらに有名な観光スポットでは音聲ガイドを提供している。吉林省長春市からやって來た観光客の李暁利さんは、「私のような方向音癡でも簡単に道を調べられるようになった」としている。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月8日
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