連攜して多角的貿易體制を守るBRICS

南アフリカ?ヨハネスブルグで開催された第10回BRICS首脳會議が25日から3日間の日程で始まった。國際在線が伝えた。

BRICS首脳は25日のビジネスフォーラムで演説し、第4次産業革命のチャンスを捉え、BRICS內の貿易?投資を拡大し、アフリカ大陸の自由貿易を推進し、経済成長と人々の幸福を高める必要性を指摘した。中國の習近平國家主席は、BRICSが揺るがず開放型世界経済を構築し、一國主義と保護主義に旗幟鮮明に反対し、貿易と投資の自由化及び円滑化を促進し、経済グローバル化のより開放的、包摂的であまねく恩恵の及ぶ、均衡的かつウィンウィンの方向への発展を共に誘導する必要性を強調した。

サミット會期中、経済?貿易、インフラ整備、人的?文化的交流分野の特別會議?行事が複數開催され、「あまねく広がる成長」「多國間主義」という2つのキーワードを外部に共同発信する。輪番議長國の南アフリカは今回のBRICS首脳會議のテーマを「アフリカにおけるBRICS：第4次産業革命の中であまねく広がる成長と共同繁栄を共に図る」と定めた。これは新しい概念ではないが、近年の新興國の成功した発展経験の継続?発展であり、さらに鮮明なアフリカ要素も加えたものだ。

近年、貧富の格差と地域間格差が拡大し、反グローバル化と保護貿易主義が臺頭する中、先進國と途上國は共に、あまねく広がる成長を推進しなければ経済の欠陥と社會の矛盾がさらに先鋭化することを認識している。

「あまねく広がる成長」の世界的実現の積極的な実踐者及び重要な貢獻國である中國は近年「革新、協調、エコ、開放、共に享受」を國家発展理念とし、人々中心を堅持し、全局に関わる深い変革を始め、5年間で累計6800萬人を貧困から脫卻させ、人類の貧困削減の歴史において最も良い成果を挙げた。「一帯一路」イニシアティブなど多國間、二國間経済?文化協力を通じて、特に昨年のサマーダボス會議、BRICS首脳廈門（アモイ）會議などを通じて、「あまねく広がる成長」を全世界のビジネス界に積極的に提唱し、「開放?包摂、協力?ウィンウィン」のBRICS精神を再確認し、人々の生活改善、世界的なあまねく広がる成長の推進に重要な貢獻をした。

廈門からヨハネスブルグまで、南アフリカは中國の発展経験とBRICS協力からインスピレーションを得て、BRICSヨハネスブルグサミットを「アフリカの世界への開放を示す場」「アフリカとBRICSの協力の場」とすべく盡力してきた。サミット會期中、南アフリカの政府とビジネス界は「アフリカはインフラ整備の強化と自由貿易の推進に力を入れることで、アフリカの工業化水準とグローバル?バリューチェーンにおける地位を高めることを希望している。ビッグデータ、AIなど科學技術が急激に発展する第4次産業革命の時期に、平等に參加し、共に享受することを期待している」と次々に表明した。

自らの命運と発展のペースを掌握する。これはBRICS內の高度の共通認識だ。包摂かそれとも排斥か？多國間主義かそれとも一國主義か？近年のBRICS首脳會議で形成された共通認識の中に、BRICS新開発銀行、「一帯一路」イニシアティブ、BRICS新産業革命パートナーシップなど現在推進中の協力プラットフォーム?事業の中に、明確な答えが見出されることは間違いない。（編集NA）

「人民網日本語版」2018年7月27日