北京教育考試院はこのほど、北京市は今年、計6萬3073人から高考(中國大學統一入學試験)の出願を受け付けたことを明らかにした。このうち5萬6370人は全國統一普通大學入試の出願者で、6703人は高等専門學校入試の出願者となっている。北京市には、試験區計17エリアと、試験會場1872ヶ所が設けられる。新華社が報じた。
北京教育考試院によると、答案用紙の輸送は、印刷工場から試験區までの全行程にわたり、公安による護送が実施され、GPSによる位置測定とビデオによるモニタリングが行われる。答案用紙が試験區に到著した後は、全方位型モニタリング體制が敷かれる。また試験場內の事務室から會場へは、「閉鎖型」専用ルートが設けられる。
試験期間中は、試験監督官と受験生に対して、持込禁止物品の検査などが行われ、試験會場の紀律は厳格に守られる。また、遠隔電子巡視システムの利用や巡視チームの結成といった方法で、各試験區の試験実施狀況に対する巡回チェックが行われる。
北京では今年から、大學統一入試の外國語ヒアリング試験が年に2回実施されることになり、2回のヒアリング試験のうち、優れた方の成績をヒアリング以外の試験成績と一緒に、外國語科目の成績として総合得點に組み入れる。なお、北京は、2020年から、「新大學統一入試方案」の実施をスタートする計畫で、受験生は受験科目に自分の得意科目を選ぶことができる。現在すでに、高校1年生を対象とした普通高校學業レベル試験が実施されており、今後は、総合的な資質評価も、大學受験の合否判定指標の一つとして組み入れられる方針。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年6月7日
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