中國の自動車輸入関稅を引き下げ受け、各メーカーが一斉値下げ

中國國務(wù)院関稅稅則委員會はこのほど、7月1日から、自動車の輸入関稅を25％（一部20％）から15％に引き下げると発表した。このニュースをうけて、米テスラなど、多くの海外の自動車メーカーが一斉に値下げを発表している。新華社が報じた。

22日夜、テスラは、自動車の輸入関稅の引き下げが明らかになったことを受け、Model SとModel Xの中國大陸部での販売価格を調(diào)整し、販売會社にも伝えたと発表した。テスラによると、未納の全ての車は、いつ通関したかにかかわりなく、新しい関稅政策に基づいて設(shè)定された価格で引き渡し、一部の新車在庫車も、調(diào)整後の価格で販売、引き渡しが行われるという。

テスラの販売センターを取材すると、Model S 75Dの価格は約75萬元から約4萬8000元値下げして約71萬元に、Model X P100Dは、約140萬元から約9萬元値下げして約131萬元に調(diào)整されることが分かった。

獨アウディも、「関連の商品の価格を調(diào)整する。調(diào)整後の具體的な価格は公式サイトで発表する」とし、獨BMWも、「希望小売価格を見直し、中國政府の政策と積極的に歩調(diào)を合わせる」としている。

財通証券研究員の彭勇氏は、「自動車の輸入関稅が25％から15％に引き下げられると、輸入車のコストが約8％安くなる」と分析している。 （編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月25日