徐克(ツイ?ハーク)がエグゼクティブ?プロデューサー兼腳本を務め、袁和平(ユエン?ウーピン)が監督する「奇門遁甲」と、馮小剛(フォン?シャオガン)がメガホンを取る「芳華(Youth)」が、それぞれ14日と15日に正月映畫として封切られ、まさに真っ向から「対決」する形となっている。新華網が報じた。
正月映畫というと、馮小剛監督はまさにその道の「先駆者」。今回は4年ぶりの正月映畫製作となった。一方の「奇門遁甲」は3Dファンタジー大作で、14日午後6時に封切られる。1982年に袁和平監督がメガホンを取った「ミラクル?ファイター(原題:奇門遁甲)」は、獨特のアイデアが詰まった香港スタイルの武俠映畫の名作としてヒットした。あれから35年、袁和平監督は再び「奇門遁甲」を製作し、舊知の仲の徐克が腳本兼エグゼクティブ?プロデューサーを務め、ミステリアスな組織「霧隠門」のメンバーが世界を救うために魔物と闘うというストーリーになっている。
軍の文化蕓術部隊を主役に據えた「芳華」は中高年の人々を感動の渦に
「芳華」は小説家?厳歌苓の小説を原作とし、1970-80年代の理想と情熱に満ちた軍隊文化蕓術団(文工団)に所屬する、まさに青春真っ只中の青少年たちが、成長の過程で、初めての戀とめまぐるしく変化する運命を経験する。
文工団で青春時代を過ごした馮小剛監督は、その時の思い出を今も忘れられないとしており、同じく文工団に所屬した経験のある厳歌苓とタッグを組み、同映畫を製作した。同作品では、夢のような青春を細々としたエピソードで描きだしている。こうしたストーリーは、同じような経験を持つ中高年の人の心を打つだろうという馮小剛監督の願い通り、同作品はその年代の人々の間で好評を博している。
時代は変わっても、人の感情というものは変わらない。同映畫に出演した若手俳優たちは、70-80年代を経験していないものの、そこで描かれている戀愛感情については十分に理解できるとしている。俳優の黃軒(ホアン?シュアン)は、「それは美しい思い出で、青春真っ只中の、最も楽しい経験ができる年ごろ」と話す。同作品には、馮小剛監督の青春、軍隊にいた時の生活などの思い出が詰まっており、とても感動的だ。「青春時代」について、馮小剛監督は、「どんなに不愉快なことがあり、困難に直面したとしても、それはとても素晴らしい思い出」と語っている。
ファンタジー武俠映畫「奇門遁甲」は若者に笑いを
「芳華」が、中高年の人々の涙腺を刺激するとすれば、「奇門遁甲」は若者らを爆笑の渦に包むだろう。
「奇門遁甲」では宇宙から魔物が地球にやって來て、「霧隠門」の弟子らが世界を救うというストーリー。同作品は好評を博しており、そのミステリアスなストーリーは徐克らしさがあふれている。
今週末から、正月映畫が次々に封切られ、中國國産映畫も次々にその競爭に參戦している。「芳華」と「奇門遁甲」のほか、成龍(ジャッキー?チェン)の「ブリーディング?スティール(原題:機器之血)」、陳凱歌(チェン?カイコー)監督の「空海--KU-KAI--(中國名:妖貓伝)」、呉君如(サンドラ?ン)の「妖鈴鈴」などが次々に封切られる。テーマや內容はバラエティーに富んでおり、今年の正月映畫は史上最高のクオリティーという期待が高まっている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年12月15日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn