「2人っ子政策」(全ての夫婦に二人の子供の出産を認める政策)が、第18期五中全會(第5回中央委員會全體會)のコミュニケに取り上げられ、実施から1年経った同政策の全國各地における実施狀況が明らかになった。新華社が報じた。
南開大學人口?発展研究所の原新教授は、「様子見や、妊娠?出産準備などの要素の関係で、2人っ子の母親の多くは2人目を妊娠中というのが現狀だ。本當の出産ラッシュは、早くとも今年末に到來するだろう」との見方を示した。
○ほぼ合致した「現狀」と「予測」
國家衛生?計畫出産委員會の王培安?副委員長は、9月末に開催された全國政治協商會議人口資源環境委員會座談會において、「今のところ、『2人っ子政策』は問題なく実施されており、2人目の出産狀況は、予測とほぼ合致している」と述べた。
王副委員長は、「今年、中國では出生屆の屆出件數は明らかに増加しており、新生児の數はかなり増えている。上半期の全國の新生児數は、前年同期比6.9%の831萬人、2人目の子供の割合は、同6.7ポイント増の44.6%に達した」と紹介した。
北京や広州などの大都市では、「2人っ子政策」の実施後、2人目の出産願望は徐々に高まり、公立病院の産科の多くでは出産受け入れのための枠を確保することさえ難しい狀況に陥っている。
だが、一部省の市や県では、2人目出産に対する意欲はかなり「冷めて」いるという。安徽省のある県級市の衛生?計畫出産委員會の擔當者は、「今年初めに市が実施した『2人目の出産願望』に関する調査の結果、2人目を望む夫婦は20%だったことから、年間では、2人目の子供の新規増加數は2千人前後になると予想される」と話した。だが、10月までの時點で、同市の新生児増加數(前年同期比)は、予想よりはるかに低い555人にとどまっているということだ。
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