増える「ジェンダーフリートイレ」、あなたは使う？

人民網(wǎng)日本語版　2016年10月28日13:01

上海浦東南路交差點(diǎn)の公共緑地に建設(shè)されているジェンダーフリートイレの工事が終盤に入り、11月19日の「世界トイレデー」に運(yùn)用開始が予定されていることがこのほどあるメディアで報(bào)道されると、各界で様々な意見交換が起きている。実際のところ、「ジェンダーフリートイレ」なる概念が生まれてからすでに久しく、世界の多くの國ですでに設(shè)置されており、中國國內(nèi)の各都市でも、數(shù)年前から同様の試みが始まっている。央広網(wǎng)が東方網(wǎng)、中國新聞網(wǎng)のニュースをまとめてが報(bào)じた。

○「ジェンダーフリートイレ」を設(shè)置する理由は？

いわゆる「ジェンダーフリートイレ」とは、性別による利用者の制限が設(shè)けられておらず、男女だれでも使うことができるトイレで、性別の異なる家族でも、個(gè)室に付き添って一緒に入ることができる。世界トイレ機(jī)関の統(tǒng)計(jì)データによると、人は、1日平均6回から8回トイレを使う。トイレの使用時(shí)間は、女性が平均70―75秒、男性が平均30―35秒でトイレにかかる時(shí)間は女性が男性の1.5倍となっている。

ある専門家は「女性トイレの數(shù)は男性トイレの少なくとも2倍から4倍あるべきだ。現(xiàn)実生活においても、女性トイレに長蛇の列ができている一方で、男性トイレはガラガラ、といった光景はよく見かける。このような現(xiàn)狀において、ジェンダーフリーを設(shè)置することは、男女のトイレ數(shù)の合理的配置に有利なる上、長時(shí)間トイレに並ぶことを余儀なくされる女性の悩みも解消され、一部の繁華街に公衆(zhòng)トイレを設(shè)置する空間を確保するのが困難であるという問題も解決される」との見方を示している。

○中國で「ジェンダーフリートイレ」が設(shè)置されている場所は？

便利で実用的なジェンダーフリートイレに、多くの都市が興味を示し、試行を始めている。2013年、瀋陽市は200基の移動型エコトイレを配備した。このようなエコトイレは、ジェンダーフリーだ。2015年、重慶市は「ジェンダーフリートイレ」を新設(shè)した。観光客がトイレに入り、鍵を閉めると、赤いライトが光り、「使用中」であることが分かる。青島市は今年、香港花園に「誰でもトイレ」を設(shè)置した。このトイレは、設(shè)計(jì)面で実用性と快適性に特に注意が払われており、ベビーベッド、幼児用便器、バリアフリー施設(shè)などさまざまな設(shè)備が備え付けられ、利用者の特別なニーズを余すところなく満たしている。