バレーボール男子?リデジャネイロ五輪世界最終予選兼アジア予選2016が、5月29日に東京で第2戦を終えた。中國チームは、開催國である日本との試合で、相手をはるかに上回る実力を見せ3-0で勝ち、この予選における初勝利を挙げた。3セットのスコアはそれぞれ、25-20、25-22、25-23だった。
日本チームと比べ、中國チームは全體的に能力が抜きんでているだけでなく、身長での優(yōu)位もさらに際立っていた。しかし今回の予選は日本で開催されるため、開催國としての日本がどんなパフォーマンスを見せるかは予測不可能だった。だが、29日夜の中國チームは非常に安定した実力を見せ、試合開始から相手を圧倒し、スパイクやブロックをきれいに決め、ほとんど相手にチャンスを與えなかった。結局、中國チームは3セットを連取し、この予選における初勝利を挙げた。
中國と日本の男子バレーチームは、これまで約40年間で50回対戦し、中國チームは21勝29敗。中國チームが初めて日本チームに3-0で勝ったのは、1978年バンコクアジア大會でのことだった。その年に中國男子バレーはアジア選手権で優(yōu)勝し、1980年モスクワ五輪のチケットを手にしたが、事情により參加することができなかった。1986年ソウルアジア大會では、汪嘉偉をはじめとする中國男子バレーが3-0で日本チームを破り、アジア大會での初優(yōu)勝を果たした。
1994年世界選手権のグループリーグでは、張翔、張利明、周建安、朱剛を主力選手とするメンバーで一新した中國男子バレーは、またも3-0で日本チームにストレート勝ち。その後數年の間、この主力メンバーたちが率いた男子バレーは、アジアで3度の優(yōu)勝に輝いた。ところが、1999年シドニー五輪世界最終予選では、中國男子バレーは、2-3で日本チームに逆転負けし、その敗北が汪嘉偉監(jiān)督が引退するきっかけとなった。
一方、29日の快勝は、中國男子バレーが國際的な大きな試合で実に17年ぶりに3-0で日本にストレート勝ちしたこととなる。ここ數年、中日両チームはともに大きく変化してきた。中國チームは2004年アテネ五輪および2012年ロンドン五輪の出場権を逃した。2008年北京五輪では、90年代にメインセッターとして活躍した周建安監(jiān)督に率いられ、史上最高の同列5位という成績を収めた。中國男子バレーは、ここ10數年の浮き沈みを経て、現(xiàn)在また五輪出場を狙う絶好のチャンスを迎えたと言えよう。(編集YX)
「人民網日本語版」2016年6月1日