絶え間ない時代の進歩に伴い、各時代に印象深い痕跡を殘したさまざまな職業が、我々の目の前からだんだんと姿を消していった。數年前から、記者が都市部で映像に殘した、間もなく消えていってしまう職業の數々を一緒に辿ってみよう。中國新聞網が報じた。
福州市三坊七巷安泰河沿岸の朱紫坊に住む50歳を過ぎた黃さんは、毎日、老眼鏡をかけて、家の前にしつらえた簡素な作業臺の前に腰をおろし、黙々と様々な小さな玉を磨いている。黃さんの技術は代々伝わってきたもので、彼は4代目の「玉磨き名人」だ。昔の「玉磨き」はほぼ全て手作業で行われ、1日がかりで磨いてもほんの數個しか磨けなかったが、今ではモーターが內蔵された簡易玉磨き機が発明され、1日30個以上を磨くことができる。黃さんは、二十歳の時にこの仕事を始めた。毎日午前8時にスタート、午後4時か5時ごろまで、ずっと磨き続ける。彼が現在最も心配なことは、この「玉磨き」の後継者がおらず、伝統の技が自分の代で途絶えてしまうという危機に瀕していることだ。