毎年5月1日の労働節(メーデー)に合わせて3連休となる中國。昨年の同期は、「ひだりみみ(原題:左耳)」、「マイサンシャイン(原題:何以笙簫默)」、「萬物生長(er Since We Love)」の中國映畫3作品が、米映畫の「アベンジャーズ/エイジ?オブ?ウルトロン」としのぎを削ったが、今年は、注目の映畫「シビル?ウォー/キャプテン?アメリカ」が今月6日に封切られることもあり、同期間中は中國映畫のみでの競爭となった。同期間中しのぎを削ったのは、ラブストーリー映畫「北京遇上西雅図之不二情書(Book of love)」、ホラー映畫「魔宮魅影(Phantom of the Theatre)」、激勵系映畫「夢想合夥人(Miss Partners)」、古典伝記映畫「大唐玄奘(Xuan Zang)」だ。新快報が報じた。
映畫評論サイト「時光網」のデータによると、3連休の初日となった4月30日夜7時の時點で、公開2日目となった「北京遇上西雅図之不二情書」は興行収入2億元(約33億円)と、一人勝ち狀態となった。他の3作品の興行収入は、合わせても7000萬元(約11億5500萬円)にも満たなかった。また、本稿執筆時點で、興行収入は3億元(約49億5千萬円)を超え、3日連続で1日當たりの興行収入が1億元(約16億5千萬円)に達し、ラブストーリー映畫の新記録を樹立した。
「北京遇上西雅図之不二情書」は公開初日の4月29日、興行収入が全體(1億7700萬元)の半分以上の62.6%を占める1億1000萬元(約18億5千萬円)を記録し、スクリーン占有率も34.5%だった。また、中國のSNS?豆瓣での評価も7.0ポイントと、上映中の中國映畫の中で最も好評を博している。同作品は、ストーリーや製作など、全ての面において、第1作からレベルアップしており、アジア、米國、歐州の8都市でロケが実施。有秦沛、呉彥シュー(シューは女へんに朱)、恵英紅、顔卓霊、王志文、陸毅、祖峰、王茜、劉志宏などが出演している。湯唯と呉秀波は、1萬1900キロ離れた遠距離戀愛を演じ、それぞれが挫折を経験し、失意の中、連絡を取り合ううちにお互いパワーを得ていく。そして、少しずつ心を開き、數多くのすれ違いを経て、最終的に一緒になる。ワールドプレミアムを見た多く人が前作よりおもしろいと評価し、「春風のようで、ストーリーに心を打たれた」としている。また、戀愛の要素のほか、あたたかい家族愛も描かれている。主演の秦沛と呉彥シューは共に70年歩んできた夫婦を好演し、感動の涙を呼んでいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月3日