國際連合ジュネーブ事務局およびスイスの他の國際機関の中國代表部大使を務める馬朝旭氏は11日、國連ジュネーブ事務局のモラー事務局長との間で、中國政府寄贈による「中國ホール」建設の備忘録に調印した。完成すればパレ?デ?ナシオン內に位置する「中國ホール」は國連関連施設初の「中國」で命名された會議ホールとなる。新華社が伝えた。
馬氏は調印式典において、「1954年に新中國は初めて國際多國間會議の舞臺に立ったが、その舞臺がここジュネーブだった。現在中國はすでに國連および他の國際機関への貢獻率が最も大きな國の一つとなっており、今回の『中國ホール』建設はまさに中國の國際的地位と影響力向上の証であり、國連の各取り組みに対する中國の貢獻の大きさを象徴している」と紹介した。
情報によると、「中國ホール」は老朽化が著しく使用が困難となったホールを改築する形で中國政府が寄贈する。馬氏は、「中國ホール」は中國の特色ある文化的要素を取り入れ、完成後は國連初の「中國」で命名された會議室となるだけでなく、設備の充実した近代的多目的ホールとなり、パレ?デ?ナシオンの新たなランドマークとなることが期待されると語った。
パレ?デ?ナシオンは1929年に建設が始まり、國連の前身である國際連盟本部であった。現在は國連歐州本部として使用され、毎年1萬回近い各種國際會議が開かれ、長期駐在職員だけでも2500人を超える。2015年の第70回國連総會では「戦略遺産計畫」が正式に可決され、パレ?デ?ナシオンの歴史的特色保護を前提とした全面的な改修が決まっている。(編集MI)
「人民網日本語版」2016年4月13日