中國農業部(省)はこのほど、「馬鈴薯産業開発推進に関する指導意見」を通達し、関連業務について具體的な決定を下した。取材では、2020年までに、馬鈴薯の栽培面積を約667萬ヘクタール以上に拡大し、主食?加工に適した品種の栽培比率を30%にするほか、主食消費が馬鈴薯の総消費量に占める割合を30%にすることが中國の馬鈴薯産業開発の目標であることが分かった。
「馬鈴薯産業開発推進に関する指導意見」は、農業の供給側の構造性改革を推進することが、農業発展における重大任務であり、農業が継続的に安定して発展するためのカギであると指摘している。中國が持つ資源と食糧供給狀況に立腳し、國民の消費が向上している新たな動向に順応し、全面的に、複數の手段を用いて食物資源を開発し、馬鈴薯産業開発を積極的に推進することは、小康(ややゆとりのある)社會の主食文化を構築し、農業発展のボトルネックを打破し、農業の高度化を推進し、グリーン農業の発展や農民の貧困脫出を牽引する有意義な探求で、大きな意義がある。
●キーワード
【《關于推進馬鈴薯產業開發的指導意見》】「馬鈴薯産業開発推進に関する指導意見」
【農業供給側結構性改革】農業の供給側の構造性改革
【糧食供求形勢】食糧供給狀況
【破解農業發展瓶頸】農業発展のボトルネックを打破する
同「意見」によると、▽三大穀物(イネ、コムギ、トウモロコシ)の栽培に、水や土地の面で影響を與えない▽生産?発展と全體的な推進を統一させる▽産業開発と総合利用を両立する▽政府の牽引と市場調整を連攜させる▽統一した計畫と段階的な実施を調和させることが馬鈴薯産業開発の基本原則だ。
●キーワード
【政府引導】政府の牽引
【市場調節】市場調整
【統籌規劃】統一した計畫
「人民網日本語版」2016年3月3日