「90後」(1990年代生まれ）のカメラマン阿騰さんは一人の女の子から微信（WeChat）によるメッセージを受け取った。しかし今回、彼が撮影するのは若者ではなく、その女性の祖父母だ。すでに古希を迎えたこの老夫婦は結婚して50年、金婚式まで結婚寫真を撮影したことがない。環球網が伝えた。

家族全員が今回の「遅い結婚寫真」を撮影するために、老夫婦にスーツとウエディングドレスを準備した。「新郎」の胡さんは一瞬心穏やかではなかったが平常心を取り戻し、妻と歩んだ50年間の苦労を思い巡らせると、子育てや生活のシーンが改めて目に浮かんできた。うららかな春の陽射しの午後、阿騰さんは胡夫妻と山東省濰坊市で會った。息子夫婦、娘、孫娘も応援に駆け付けている。阿騰さんは多くのカップルを撮影してきたが、目の前のこの夫婦は今までのレンズの主役たちのいずれとも違っていた。（編集JK)

「人民網日本語版」2016年1月29日