鉱山、雪の峰、夕日に照らされる荒野、豪快に鳴り響く汽笛の音と共に迫力溢れる蒸気機(jī)関車が雪に覆われた西北部最大の野外炭鉱を走り抜けていく。ハミ地區(qū)の三道嶺炭鉱（新疆維吾爾<ウィグル>自治區(qū)）はくねくねと曲がりくねった地形にある。新年早々、同炭鉱の蒸気機(jī)関車は各地の蒸気機(jī)関車ファンや寫真愛好家から注目を集め、重厚な外観と強(qiáng)大なパワーを持つこの鋼鉄の「巨獣」は寫真撮影には最適な景色となる。

新疆ハミ地區(qū)三道嶺炭鉱は西北部最大の野外炭鉱で、現(xiàn)在、中國で最後の6両となる蒸気機(jī)関車が採掘した石炭の運(yùn)搬を擔(dān)っている。今世紀(jì)初頭、他の地域の蒸気機(jī)関車は全て歴史の舞臺から退いた。しかしここでは新型機(jī)関車の運(yùn)用が完全に決定していないため、依然として蒸気機(jī)関車が石炭運(yùn)搬を擔(dān)っている。三道嶺の蒸気機(jī)関車は白煙を吐き出しながら、毎日休むことなく運(yùn)搬作業(yè)を擔(dān)い、エネルギーや暖かさは石炭を使う人々の生活に必要である。何両かの蒸気機(jī)関車は1958年の運(yùn)行開始以來、今までずっと働きづめだ。

現(xiàn)地の人は「昔の格納庫にはたくさんの國外の蒸気機(jī)関車のフロント部分を保存していた。清の時代の西太后の専用列車まで保存していたが、時代の移り変わりとともに新たな動力機(jī)関車に徐々に入れ替わっていった。中國最後の蒸気機(jī)関車もこのハミ地區(qū)三道嶺で惜しまれつつ今年に幕を閉じることになる」と話す。（編集JK)

「人民網(wǎng)日本語版」2016年1月14日