世界には様々な法律法規(guī)がある。中には実際に適用された例のない法律もあるが、依然その法的効力を発揮しており、人々に驚きと笑いを提供している。先日、英「デイリーメール」がそうした「珍法律」を特集した。新華社が伝えた。

カナダ：黃色いマーガリンの販売禁止

カナダのケベック州は、バターと混同することがないようにと、法律で「白色のままにしておかなければならない」と定める唯一の州だ。

ドイツ：高速道路でガソリンがなくなると罰金

ドイツにはアウトバーンと呼ばれる速度制限なしの高速道路があるが、だからといって無(wú)闇に走り続けていてはならない。高速道路を走行中にガソリンがなくなった場(chǎng)合、ドイツでは違法となる。車を降りてガソリンスタンドを探すって？高速道路での歩行も罰金だ。

ギリシャ：ハイヒールでの古代遺跡観光禁止

綺麗にドレスアップしてアテネのアクロポリスで記念寫真、なんてことは諦めよう。ギリシャでは古代遺跡の保護(hù)措置の一環(huán)として、ハイヒールでの遺跡観光を禁じている。

デンマーク：晝間の運(yùn)転もライト點(diǎn)燈

デンマークでは、晝間の運(yùn)転でもヘッドライトを點(diǎn)燈しなければならず、違反者には100ドルの罰金が課せられる。フィンランドやアイスランド、ノルウェーでも同様の法律がある。北歐諸國(guó)は緯度が高く日照時(shí)間が短いため、視界が悪いことが原因の事故を減らすためにこの法律が導(dǎo)入された。

シンガポール：ガムを食べるのも販売も禁止

ガムを咬んで歩いている人はマナーがなっていない、そう思う人はいるだろう。しかし、シンガポールではマナーどころか違法となる。地面に吐かれたガムは清掃が大変で、地下鉄やエスカレーターの運(yùn)転に支障をきたすこともある。こういったことから、1992年にシンガポール政府はガムの輸入および販売を禁止、ニコチンガムだけは許されるが、購(gòu)入には処方箋が必要だ。

ブルネイ、インドネシア、マレーシア：一部公共スペースでドリアンを食べることを禁止

ドリアンは獨(dú)特の匂いをもっているが、その匂いを愛(ài)してやまない人も多ければ、嫌って見(jiàn)向きもしない人も多い。ブルネイ、インドネシア、マレーシアの三國(guó)はドリアンの産地ではあるが、ドリアンに対する最も厳しい國(guó)々でもある。路線バス、地下鉄、ホテル、空港といった公共スペースでドリアンを食べることを禁止しているのだ。その匂いを支持する人は少數(shù)であることから、人権侵害とまではいかないだろう。

スペイン：ビーチサンダルを履いての運(yùn)転禁止

サンダルを履いての運(yùn)転が危険なことは誰(shuí)もが知っているが、スペインで警察に捕まった際にビーチサンダルや踵のない履物を履いて運(yùn)転していることが発覚すれば、教育指導(dǎo)どころでは済まない。（編集IM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年12月23日