「太極拳文化を推進し、民間交流を促進しよう」というテーマで「2015年中日太極拳愛好家交流大會」が北京の地壇スポーツセンターで開催された。北京市人民対外友好協會、北京市武術院、在中國日本大使館などの機関の代表と東京太極拳協會訪中団の計130數人が交流イベントに參加した。人民網が伝えた。
交流會では、中日太極拳愛好家、中日少年武術隊、北京武術界における太極拳の名手たちが24式太極拳を持って挑んだ。26式太極拳、日本長拳、日本楊氏太極拳など鮮やかな拳術を披露し、會場の観客の拍手喝采を浴びた。
中日太極拳は1960年代に交流が始まった。1962年、周恩來総理が北京體育館で日本の衆院議員?松村謙三に會った際、「太極拳は中國の素晴らしい伝統文化で、非常に豊富なコンテンツであり、非常に哲學的で、中國の伝統醫學の流れをくんでいる。太極拳を學ぶこと、稽古することで身體を動かすのにちょうどよく、鍛えられる。また身を守ること、精神も鍛えることができる太極拳は一種の美學だ。生活に無限の楽しみをもたらし、長生きできる」と語った。
1981年に北京市人民対外友好協會が設立されて以來、ずっと太極拳の國外での推進活動及び交流活動に盡力してきた。非公式の統計によると、30年來、日本との交流面だけでも、北京市人民対外友好協會が選出した太極拳の指導者100人近くを日本に送り太極拳の普及推進活動を実施し、5萬人を超える人が指導を受けた。このほか、前後して日本の太極拳愛好家2000人が太極拳を學ぶため北京を訪問し、交流イベントに參加した。このことは太極拳は一般的なスポーツの範疇を超え、中日両國の民間友好交流の重要なプラットフォームになったといえる。1990年には日本の太極拳愛好家3000人が北京で行われたアジア競技大會で見事なパフォーマンスを行ない、幅広く好評を博した。これらの交流イベントは中日友好活動を推進し、民間交流を促進するために積極的な役割を果たした。
今回、東京太極拳協會が率いる多くの會員が北京を訪問して學び、交流できるように北京市人民対外友好協會が招待し、同協會の設立35周年という機會を借りて、中日太極拳愛好家たちが切磋琢磨できる場を提供するため中日太極拳愛好家の交流大會を開催した。太極拳愛好者の交流の場として、太極拳文化を広め、民間交流に大きく貢獻した。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年8月21日