世界最大規模の大學生スパコン大會「ASC15」の決勝戦が22日、山西省の太原理工大學で閉幕した。清華大學が優勝、國防科學技術大學が準優勝に輝いた。光明網が伝えた。
ASC15はアジアスパコン協會、浪潮集団、太原理工大學が共催。今年は前大會を85%上回る世界六大陸の135校?152チームが參加した。そのうち海外の大學が135%増の47校に達した。
審査委員長の莫則堯氏が閉會式で発表したところによると、清華大學は7競技で優秀な成績を収め、最終的に2位以下に大差をつけて優勝した。シンガポールの南洋理工大學は3000W以下という條件の下、毎秒11兆9200億回という浮動小數點演算性能を実現し、世界新記録を樹立した。注目を集めていた「e Prize計算チャレンジカップ」のお題には、SKA(Square Kilometer Array)のデータ処理ソフトウェア「Gridding」が選ばれた。中山大學は決勝戦で全3つの計算例の最適化と使用に成功し、性能を600倍に高め、同規模のデータ処理システムのエネルギー消費量を20分の1に引き下げた。SKAという世界最大の天文學國際協力プロジェクトに、卓越した高性能スパコンデザインの提案をもたらした。
ASCは中國が開催を提唱し、アジアや歐米の専門家?専門機関から支援を受けている。大會という場を通じて各國?各地のスパコン青年人材の交流と育成を促し、スパコン活用水準?研究開発能力を高め、スパコンの科學技術駆動力を発揮し、科學技術と産業の革新を促進することが狙い。ASCは4年間の発展を経て、世界最大規模のスパコンの祭典となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月25日