中國海洋石油総公司の海上油田「蓬萊油田」はこのほど、海底パイプライン初の中國の「検査測定士」を迎えた。この中國航天科工集団第三研究院第35研究所が開発した海底パイプライン磁気リーク內部検査測定裝置は、渤海中南部の海域の8インチ口徑の海底パイプラインを走査し、全長1.9キロの検査という「テスト」に合格した。これは中國の海底パイプラインの「海外製機器による身體検査」の時代が間もなく終了することを宣言した。科技日報が伝えた。
パイプラインの磁気リーク內部検査測定技術は、世界で認められる最良の検査手段だ。一対のN?S極の強磁場磁気飽和パイプラインによって、パイプラインの局部を均等に磁化させる。パイプラインに不備がある場合、磁気リークが生じる。パイプライン磁気リーク內部検査測定裝置による走査は、パイプラインの脈を測るようなもので、內外壁の腐食や不備の情報を収集?補完し、その健康狀況を把握することができる。同研究所は2012年より、中國海洋石油総公司と中國航天科工集団の戦略的協力枠組み協定に基づき、宇宙技術を使いパイプライン磁気リーク內部検査測定裝置の開発に取り組み、難易度の高い8インチ海底パイプラインを目標とし、2014年2月に獨自の知的財産権を持つ検査測定裝置の試作品を完成させた。
この「検査測定士」は、來年より中國海洋石油総公司の海上油田に配備される見通しだ。10?12?14インチなどのパイプラインの「検査測定士」もその後、中國の海底パイプラインに検査測定のソリューションを提供することになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月18日