韓國の人気俳優?イ?ミンホは、2009年のドラマ「花より男子?Boys Over Flowers」で道明寺司を演じ、中國でもブレーク。13年には主演を務めたドラマ「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」が高視聴率を記録し、その人気にさらに拍車がかかった。187センチの身長と、あまいマスクで中國の女性の心を鷲摑みにするイ?ミンホは今年、中國中央テレビ(CCTV) の「春晩」(春節を祝う中國の國民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相當)にも出演した。韓國メディアは、イ?ミンホが中國で圧倒的な人気を獲得している理由について、「三國時代の蜀の將軍?趙雲に似ているから」と分析している。しかし、これには多くのファンが「誰も趙雲の顔を見たことないだろ!」と突っ込みを入れている。
イ?ミンホは本當に趙雲に似ているのだろうか。韓國紙「亜洲経済」は、「勇猛果敢で義俠(ぎきょう)心に溢れた趙雲は、中國人にとってパーフェクトな男性像。イ?ミンホは趙雲と同じで、顔立ちが完璧で、眉は濃く、目も大きい。男性的魅力にあふれているため、多くの中國人に好まれる」と報じた。しかし、成都武侯祠博物館の研究員を務める、三國志研究者?譚良嘯氏は今回の報道について、「中國の歴史書は、外見が特別だったり、その外見が広く知られている場合にわずかに描寫するのを除き、人物の外見にはほとんど觸れていない。歴史書が描寫しているのは主に人物の品格や才能、思想。趙雲は、政治的センスがあった人物。後世の彼に対する評価も高い。気質を語るとすれば、タフガイで、膽力の持ち主といったイメージ。華やかなアイドルというイメージでは絶対にない」と、イ?ミンホと趙雲が似ているという説は、外見を取っても內面を取っても、何の根拠もないことを強調した。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年5月5日