24日、米紙クリスチャン?サイエンス?モニターは、公園や広場で繰り広げるダンス「広場舞」で話題を振りまいている「中國のおばさん」世代が2020年に2億人を超える見通しだとした上で、「中國旅行を計畫しているなら耳栓を忘れずに」と半ば冗談で報じた。
中國國家體育総局は23日、「小さなリンゴ(小蘋果)」など12の広場舞代表曲について、振り付けを全國で統一し、全國規模で普及と研修を進めていく計畫を明らかにした。
中南大學(湖南省長沙市)の教授は、55歳から65歳までのいわゆる「中國のおばさん」世代が広場舞に熱中する理由について、「毛沢東時代の集體主義で育った彼女たちは、広場や公園など公共施設での集団行動に慣れ親しんでいる」と分析する。
國家體育総局の劉國永(リウ?グオヨン)群體司司長は、「広場舞は中國文化における集體主義の要素が反映されたものだ」とした上で、「行き過ぎた情熱が騒音トラブルなどを招いている。國家的な基準を設けて指導しなければならない」と説明する。
だが前出の教授は、當局の規制が「中國のおばさん」の情熱を冷ますことは難しいと指摘する。広場舞は社交と自己表現に最適な機會であり、心と體の健康に有益でもあるからだ。
2010年の國勢調査によると、中國の55歳以上の女性人口は、2020年に2億1000萬人に近づく見通しだ。もしあなたが中國旅行を計畫しているのなら、耳栓を用意しておくといいだろう(笑)。
レコードチャイナ 2015年3月30日