中國第31次南極科學観測隊は、このほどニュージーランドでの作業を完了した。極地観測船「雪竜號」はすでに港灣都市のクライストチャーチを離れ、次の段階の南極科學観測の任務を続けている。新華網が伝えた。
雪竜號はクライストチャーチ停泊中に一般開放日のイベントを開き、現地政府と市民から好評を博した。2日內に750人以上の市民が見學した。
現在までに、中國第31次南極科學観測隊の任務は折り返し點を回っている。計畫によると、雪竜號は2月1日に南極のプリッツ灣で大洋科學観測を実施し、中國第28次南極科學観測隊が投下したブイを回収する。この期間中、雪竜號は中國が南極に持つ中山基地に戻り、燃料や生活物資をおろす予定だ。
雪竜號はクライストチャーチを出港後、「魔の偏西風帯」の試練を受けた。気象予報によると、雪竜號の通過する海域は波が荒れており、風力が12級(風速32.6m/秒)に達している。雪竜號はまず豪タスマニア州屬のマッコーリー島に避難し、時期を見計らい偏西風帯を通過する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年1月22日