第2回全國大學生アフレコ大會(主催 笈川日本語塾)が11日、北京で開催された。笈川日本語塾の主宰者?日本語教師の笈川幸司氏や聲優の劉婧犖(劉 セイラ)氏ら審査員が同イベントに出席した。人民網が伝えた。
中日大學生による50組の參加者は各自好きな漫畫?アニメ、テレビ、映畫などを選んでアフレコを披露した。中でも、日本人留學生5人が行った「喜羊羊與灰太狼(シーヤンヤンとホイタイラン)」のアフレコは場內を爆笑の渦に巻き込んだほか、「進撃の巨人」「半澤直樹」「血液型くん」など今最も旬な人気作品のアフレコでも會場は大いに盛り上がった。また、「ちびまる子ちゃん」「美少女戦士セーラームーン」などの人気アニメ作品も參加者たちから高い人気を集めていた。
本大會は2014サマーシーズンにおける笈川日本語特訓クラスのイベントの一環として行われた。7月20日から25日間の日程で行われた同クラスは、主として中國國內の日本語専攻大學生向けの集中特訓コースで、発音や朗読、時間制限を設けた質疑応答などを通して學生たちの日本語口語能力を強化する過程となっている。
広東白東雲學院から同大會に參加した王健佳さんは、數人のクラスメートとともに日本語バージョンの「唐伯虎點秋香」のアフレコを披露し、參加者たちに深い印象を殘した。今回の特訓クラスについて王さんは感慨深げに、「毎日6時半に起きて勉強してました。また、授業以外にも各種大會や講座が組まれていて大変でしたが、すごく大きな成果がありました」と語った。
特訓コースには一部日本人の留學生も參加していた。北京外國語大學に留學中の湯本大葵さんは、「日本語特訓クラスではありますが、參加した約半月強の期間で、中國語のスピーキングが非常に伸びた上、中國人の友達もたくさん出來ました」と満足そうに語った。湯本さんにとって最も印象深かったのは、「握手の授業」だそうだ。これは、2人で交流する時に握手を交わすもので、集中力を高めることでリスニング力を高めるのだという。湯本さんは他の日本人留學生數人とアフレコ大會にも參加し、中國の人気テレビドラマ「愛情公寓」の劇中シーンのアフレコを披露した。その際のほぼ標準に近い北京語訛りの中國語は會場內で稱賛された。
現在、日本で聲優として活動している劉婧犖さんは今回同大會のために帰國し、大會の審査員を務めた。笈川特訓クラスの卒業生である劉婧犖さんは、「參加者たちの日本語レベルは數年前に比べて格段に上がっている。學生たちが一生懸命日本語を學ぶ様子が見られて嬉しい」と述べた。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年8月13日