続く円安　中國の対日アウトソーシングが苦境に

　円安が引き起こした連鎖反応がいまなお続いている。特に最近では、持続的円安により中國の対日アウトソーシング企業(yè)が苦況に陥り、中小企業(yè)の利益が為替変動に飲み込まれている。「新華網(wǎng)」が伝えた。

　中國外匯（外國為替）取引センターがまとめたデータによると、2013年から円レートは下降線をたどり、今月14日は1円＝0.05845元の低い水準(zhǔn)になった。

　國務(wù)院発展研究センターの呉慶研究員（金融専門）によると、日本政府が一年前に超金融緩和政策をスタートして以來、円は下落する一方だという。

　中國サービスアウトソーシング産業(yè)の研究機(jī)関?鼎韜服務(wù)外包研究院の沙琦副総監(jiān)の分析によると、アウトソーシング産業(yè)の平均利益率に基づいて計(jì)算すると、円の対元レートが1％低下するごとに、日本にソフトウエア業(yè)務(wù)をアウトソーシングする中國企業(yè)の粗利益率が約0.7％低下する。円安が続けば、中國の対日アウトソーシング企業(yè)の多くは利益のほとんどがレートの低下に侵食され、特に中小企業(yè)ほど影響が大きいという。（編集KS）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年1月15日