國務院新聞弁公室は先月28日、報告書「2013年米國の人権記録」を発表した。米國がこのほど発表した報告書「2013年國別人権報告書」に応じて発表されたものだ。
同記録によると、世界の人権裁判官を自ら名乗る米國政府は、このほど発表した「2013年國別人権報告書」の中で、世界約200カ國?地域の人権狀況にまたしても橫から口を出して非難し、勝手に論評を加えているが、自國の人権狀況についてはあの手この手で覆い隠し、ひた隠しに隠している。実際、2013年も米國の人権問題は深刻で、多くの場面で悪化を続けているという。
同記録はさまざまな側面から米國に存在する人権問題を並べた。それには次のようなものが含まれる。
▽米國では暴力犯罪が増加し、銃犯罪が絶えず発生し、國民の生命や安全をめぐる環境が悪化を続けている。2013年に米國で発生した死者4人以上の銃犯罪は30件に上り、累計死者數は137人に上る。ワシントンにある海軍工廠での銃亂射事件では12人が亡くなった。
▽米國は監視計畫「プリズム」を実施し、國內外で長期的かつ大規模に監視コントロールを展開し、國際法に公然と違反し、人権をひどく侵害している。
▽米國では獨房での禁固というむごい刑罰が普通に行われている。米國には獨房に入っている受刑者が8萬人以上おり、中には40年以上を獨房で過ごしているというケースもある。
▽米國の雇用情勢は依然として厳しく、失業率が高止まりし、低所得世帯では失業率が21%に達する。ホームレスが増え続けており、2011年から2013年にかけては16%増加した。
▽社會システムの中に人種差別が存在し、少數民族の人権狀況は憂慮すべき狀況にある。
▽米國には今なお深刻な性差別があり、子どもの権利保障も不十分だ。農業分野では児童労働が大量に存在し、子どもの心身の健康がひどく損なわれている。
▽米國は世界で他國の人権を最もひどく損なっている國だ。米國はパキスタンやイエメンなどで無人機による攻撃を繰り返し、多數の民間人死傷者を出している。2004年以降、パキスタンでの無人機による爆撃はのべ376回に及び、民間人の死者は926人に達した。
▽米國はいまだに「経済的、社會的及び文化的権利に関する國際規約」、「女性差別撤廃條約(女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する條約)」、「児童の権利に関する條約(子どもの権利條約)」、「障害者権利條約」といった國連の人権に関わる一連の重要な條約を批準していない、または加盟していない。
同記録は約1萬字。前書き、生命と身體の安全について、公民の権利と政治的に権利について、経済的?社會的権利について、人種差別について、女性と子どもの権利について、他國の人権の侵害について、などの各章で構成される。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年3月1日