中國で上半期に出荷されたスマホの98%以上が北斗測位をサポート
湖北省武漢市で12日に開かれた北斗応用大會並びに中國衛星測位サービス第13回年次総會において、中國衛星測位協會は「中國北斗産業発展指數報告書2024」(以下、「報告書」)を発表した。科技日報が伝えた。
中國衛星測位協會の于賢成會長は、「今回の報告書の分析結果を見ると、北斗の市場化?産業化?國際化関連指數がいずれも新たな段階に上がった。これは中國の北斗産業がすでに大規模応用と質の高い発展の新たな段階に入ったことを意味する」と述べた。
情報によると、北斗産業発展総合指數は、市場化指數、産業化指數、國際化指數、大衆応用発展指數などから算出される。地域発展指數と業界発展指數は2つの獨立した指數で、前者は各地域の北斗産業の発展狀況を反映し、後者は各業界分野における北斗応用の発展狀況を反映している。
報告書によると、今年上半期現在の中國の各種タイプの北斗端末設備(消費者向け電子機器を除く)応用數は2700萬臺(セット)以上で、前年同期比で400萬臺(セット)増(17.4%増)。北斗総合応用浸透率は50%以上で、國家経済及び民生に関わる重點業界における北斗端末設備応用數は2000萬臺(セット)以上。今年上半期の中國國內のスマートフォン出荷臺數は1億3900萬臺で、98%以上が北斗測位をサポートしていた。北斗ネットワーク補助公共サービスプラットフォーム(A-北斗プラットフォーム)の1日平均アクセス數は約4億4000萬回で、1日平均のアクティブユーザー數は前年同期比約600萬人増(約12%増)の約5700萬人だった。
地域別に見ると、北斗産業発展は主に北京市を中心とする京津冀(北京?天津?河北)地區、珠江デルタを中心とする広東省、長江デルタを中心とする華東地區、四川省成都市と重慶市を中心とする西部地區、河南省鄭州市?湖北省武漢市?湖南省長沙市を中心とする華中鄂豫湘(湖北?河南?湖南)地區という5つのエリアに集中している。うち京津冀地區と広東省が最も顕著で、その他の地區は將來的な発展の余地が大きい。
業界別に見ると、交通運輸業は北斗最大の専用応用市場であり、國際協力の重點分野でもある。関連指數で遙か先を行き、第一集団を形成している。自然資源及び通信業界は確かなインフラ資源と専門的な応用の需要が豊富という強みにより第二集団を形成。緊急対応や農業、都市管理、石油?石油化學、生態環境、水利、公安、電力などの業界で、北斗応用の発展は徐々に重要業務に浸透している。これらは將來的な発展の主力軍で、第三集団となっている。また金融、気象、衛生、健康などの業界は一部発展しているが、業界の既存の応用規模と予想される市場の総規模の限界を受け、第四集団となっている。
報告書は、北斗の大衆消費財における応用を重點的に促進し、スマートフォンやウェアラブルデバイス、カーナビ、電動自転車などの典型製品の北斗イノベーション応用を積極的に切り開き、北斗ユーザー數を増やして北斗応用の大衆普及率を高めるべきだと提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年9月14日
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