高速列車「緑巨人」に乗って通學(xué)する福建省清流県の子供たち
福建省三明清流県の子供たち約300人は毎週、自宅のある郷?鎮(zhèn)と學(xué)校の間を列車で往復(fù)している。學(xué)校と駅、鉄道當(dāng)局が協(xié)力して、毎週、事前に列車に乗る子供たちの名簿を作成し、混雑具合や沿線の郷や鎮(zhèn)のニーズなどを調(diào)べて、子供たちがスムーズに乗り換えることができるよう公共バスの専用路線も設(shè)置している。各機(jī)関が協(xié)力していることで、子供たちの通學(xué)はさらに便利になっている。
9月に入り、清流駅は再び賑やかになっている。金曜日午後5時(shí)半、駅の子供用待合スペースは満席となっていた。その中にいたリュックを背負(fù)った黃華盛くんは、「高速列車の復(fù)興號(hào)が僕たちの『スクールバス』になった」とうれしそうに話していた。
黃くんが話す「スクールバス」とは、福建省福州市と廈門(アモイ)市を結(jié)ぶ列車C875號(hào)のことで、復(fù)興號(hào)の車両「緑巨人」が導(dǎo)入されており、時(shí)速は160キロだ。清流県は舊革命根拠地で、同列車は約300人の子供たちを乗せて、県內(nèi)の各駅に停車する。
清流駅を出発し、高架を走行する「緑巨人」(撮影?張海根)。
なぜ列車に乗って通學(xué)するのか?
清流県の総面積は1825平方キロで、常住人口はわずか11萬3000人。山が多く、人は少なく、中學(xué)校と高校がない郷や鎮(zhèn)も多く、子供たちは県の行政中心地にある學(xué)校に通わなければならない。
清流県霊地鎮(zhèn)楊源村に住む黃くんは9月から中學(xué)校に通うようになり、毎週日曜日に學(xué)校に行き、普段は寮で生活し、金曜日になると家に帰る。
地図を見ると、楊源村から県の行政中心地までの距離は約60キロ。車の場(chǎng)合、1時(shí)間以上かかる。黃くんは、「以前、村の先輩たちは中型バスに乗って學(xué)校に行かなければならなかった。バスを道ばたで待たないといけないし、來る時(shí)間も決まっていなかったので、30分くらい待たなければならないこともあった」と話す。
しかし、2021年に転機(jī)を迎えた。同年9月30日、浦梅鉄道(福建省南平市浦城県―広東省梅州市)が開通し、福建省の清流県など、舊革命根拠地には鉄道がなかった歴史が幕を閉じた。
清流駅を出発した「緑巨人」(撮影?張海根)。
浦梅鉄道を利用すると、楊源村から県の行政中心地まで1駅で行くことができるようになった。こうして山地に住む子供たちには、通學(xué)するための新たな交通手段ができた。
以前であれば、バス乗り場(chǎng)まで5分ほど歩き、中型バスに乗って1時(shí)間半、さらに公共バスに乗り換えて30分かかっていたため、子供たちが學(xué)校に行くまでには2時(shí)間以上かかっていた。
しかし現(xiàn)在では、徒歩時(shí)間の5分は変わらないものの、高速列車に乗って27分、その後、公共バスに乗り換えて25分乗ると學(xué)校に著くようになったので、所要時(shí)間は全體で約1時(shí)間短縮されるようになっている。
楊源駅のホームから改札口へ向かう子供たち(撮影?張海根)。
料金の點(diǎn)でも、中型バスが17元(1元は約19.8円)だったのに対して、列車は11元で、時(shí)間が短縮しただけでなく、必要となる交通費(fèi)も安くなった。
楊源村だけでなく、近くの3つの鎮(zhèn)と1つの郷の子供も列車で通學(xué)できるようになっている。毎週日曜日になると、約300人の子供たちがK8752號(hào)に乗って學(xué)校に向かい、金曜日になるとC875號(hào)に乗って帰宅している。(編集KN)
清流駅の待合スペースで自習(xí)したり、休んだりする子供たち(撮影?張海根)。
「人民網(wǎng)日本語版」2024年9月13日
注目フォトニュース
関連記事
- 陝西省西安で無人鉄道輸送システム「雲(yún)巴」が開通
- 「上海?昆明空の交通大動(dòng)脈」プランが5日に運(yùn)用スタート 航空路を複線化
- 中國(guó)獨(dú)自開発の有人飛行船、省間移動(dòng)を完了 飛行距離は1000km近く
- 夏休み62日間における中國(guó)の地域跨ぎの移動(dòng)者數(shù)が延べ109億人以上に
- 世界の水運(yùn)センター都市ランキング、寧波舟山が8位に
- 四川省の高速道路「通行券発行ロボット」運(yùn)用開始 通行効率が10%近く向上
- 川青鉄道の鎮(zhèn)江関‐黃勝関區(qū)間が間もなく開通へ
- 列車に忘れてしまった物はここで保管されているかも!
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn