中國?烏魯木斉からカザフスタン?アスタナまで自転車で2千キロを旅した中國人女性
カザフスタンの首都アスタナのランドマークであるモニュメント兼展望塔?バイテレクの前に現地時間今月13日午後、中國とカザフスタンの國旗を付けた自転車がゆっくりと止まった。自転車がまだ完全に止まっていないうちから、到著を待ち構えていた大勢の現地の華人や華僑が民族楽器のドンブラを演奏したり、キャンディを投げたりして中國人女性?布爾蓮さんの到著を祝った。楽器の音や歓聲、心のこもった歓迎の言葉は途切れることなく、その場は大いに盛り上がっていた。
布爾蓮さんは新疆維吾爾(ウイグル)自治區烏魯木斉(ウルムチ)を自転車で出発して25日後の現地時間今月13日に、2000キロ以上離れたアスタナに到著。寫真は現地の華人?華僑の大歓迎を受ける布爾蓮さん(撮影?単璐)。
布爾蓮さんの自転車に取り付けられている2つのバッグには、少量の保存食や數枚の衣服、緊急時用の薬、自転車の修理道具などが入っている。そんな少ない荷物とは対照的に、彼女の攜帯電話には、賽里木(サリム)湖の夕日や果子溝大橋、アルマトイの街の風景といった寫真や動畫がたっぷり保存されていた。なかでも、最も多かったのが、旅の途中で出會った人と寫した記念寫真だ。
アスタナのランドマークであるモニュメント兼展望塔?バイテレクの前で記念寫真を撮影する布爾蓮さん(撮影?単璐)。
布爾蓮さんは、「中國人もカザフスタン人も皆、優しくて親切という點は共通している。旅の途中で困難もあったが、自転車の修理など、多くの人が助けてくれた。カザフスタンの人々は、私が中國人だと分かると、食べ物や飲み物をくれたほか、先の道の狀況などを教えてくれた。確かな友情を感じた」と旅を振り返っていた。
そして、「以前、『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設をニュースでよく耳にしていたが、今回は自転車で旅をしてその一面を垣間見ることができた。観光客を乗せたバスが霍爾果斯(コルガス)通関地から続々と出入國し、カザフスタン最大の都市?アルマトイに行く途中では、荷物をたくさん積んだ中國のトラックを至る所で見ることができた。それだけでなく、中國の小さな店では、中央アジアの特色ある商品を買うことができ、カザフスタンのレストランでは、新疆維吾爾自治區の麺料理?碎肉拌麺が、ロシア語に音訳され、外來語になっていた」とし、「旅の途中で示してもらった優しさと親切を心に刻み、帰國して他の人にも伝えたい。伝えるのはとても大切なこと。一人でも多くの人に両國の國民の友情を感じてもらいたい」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年8月19日
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