ロボットが「メイド?イン?上海」トランスフォーメーションの新たなエンジンに
ビッグデータと人工知能(AI)など新技術の波が押し寄せる中で、今、製造業の再編が進んでいる。スマート製造に向かうプロセスの中、ロボットが「メイド?イン?上海」のトランスフォーメーション?高度化における新たなエンジンになりつつある。
上海汽車集団股份有限公司乗用車分公司の臨港拠點デジタル化工場では、複數のロボットが同時に作業を進め、製造ラインでは平均約70秒で自動車が1臺ラインオフする。正泰集団股份有限公司の上海松江工業パークにある正泰電気変圧器作業場では、ロボットが薄さ0.23ミリメートルのケイ素鋼板を折りたたみ、1日に作業員6人分の作業をこなせる。
調理器具からスタートした愛仕達股份有限公司は鍋の製造からロボットによるスマート製造へと華麗な転身を遂げ、ロボットを活用した全産業エコチェーンを獨自に構築した上、デジタル化された工場へ応用している。
従來の製造業にとって、ロボットの導入はトランスフォーメーション?高度化プロセスの重要なサポートになった。愛仕達の陳合林會長は、「従來の製造業では企業の発展ニーズに応えられない。ロボットの事業展開を通じて、當社は従來の工場経営モデルを変え、デジタル?スマート化トランスフォーメーションも達成した」と述べた。
長年にわたる発展を通じて、上海には非常に強力なロボット製造能力が備わるようになった。企業レベルでは、國際産業用ロボットの「4大ファミリー(ファナック、ABB、安川電機、KUKA)」はすべて上海で事業展開を行い、中國現地のロボットのトップメーカーである新時達、節卡、新松なども上海での事業展開の拡大を続けている。
國または地域の生産自動化レベルをおしはかる重要な指標の1つとしての産業ロボット密度は、従業員1萬人あたりで稼働中の産業用ロボットの臺數を表し、産業のデジタルトランスフォーメーションの重要な參考データにもなるものだ。
上海は全國で初めてロボット密度を統計に組み込んだ都市として、重點産業のロボット密度は383臺に達し、重點産業の一定規模以上の企業(年売上高2000萬元以上の企業)のロボット密度は426臺に達し、世界をリードしている。
2023年の上海の産業用ロボット付加価値額は249億200萬元(1元は約21.6円)、生産量は約6萬6000臺で、全國トップクラスだった?,F在、上海は製造業のデジタルトランスフォーメーションを全力で推進し、産業用ロボット1萬臺のスマートファクトリーでの導入を推進し、25年までに、製造業の重點産業分野におけるロボット密度を500臺にすることを打ち出している。
上海の産業政策の支援を受けて、ロボットの応用シーンもますます広がりを見せる?,F在は、國家レベルの人型ロボット製造業イノベーションセンターの建設を進めており、オープンソースの人型ロボットプロトタイプ及び身體性を持つAI(Embodied AI)などの重要技術の研究開発を加速させている。技術開発、成果のインキュベーション、人材育成、プラットフォームによる支援を一體化したイノベーションエコシステムを構築中だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年5月28日
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