「一帯一路」10年の実り豊かな成果を振り返る
2013年秋、習近平國家主席は「シルクロード経済ベルト」と「21世紀の海のシルクロード」の共同建設という重大なイニシアティブを相次いで打ち出した。その後の10年間、中國は共同建設國と共に、インフラという「ハード面の連結」を重要な方向性の1つとし、手を攜えて前進してきた。「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設イニシアティブ10周年にあたり、陸海空のインフラ施設の連結という3つの角度から、「一帯一路」共同建設が収めてきたインフラ面での著実かつ大きな成果を振り返ってみよう。
■ケニアのモンバサ-ナイロビ鉄道
2017年5月31日に開通。ケニア獨立後初めて建造された鉄道であり、中國の標準?技術?裝備を採用した現代的鉄道。ケニアに直接的?間接的に7萬4000人の雇用を創出し、鉄道専門技術?管理人材2800人余りを育成し、ケニアのGDP成長率を少なくとも2%押し上げた。
■インドネシアのジャカルタ-バンドン高速鉄道
2023年10月17日に営業運行開始。東南アジア初の高速鉄道であり、総延長142km、設計時速350km。中國高速鉄道の全システム、全要素、全産業チェーンにとって初の國外進出となった。インドネシアに累計延べ5萬1000人の雇用をもたらした。
■中國ラオス鉄道
2021年12月3日に運行開始。2022年の中國とASEANとの鉄道貨物輸送において、中國ラオス鉄道の占める割合は44.7%にまで跳ね上がり、両者間の鉄道輸送貿易の成長への寄與率は60%以上に達した。
■アディスアベバ-ジブチ鉄道
2016年10月5日に開通。2018年1月1日に営業運転開始。建設期間から営業運転開始後も含め、現地に5萬人余りの雇用を創出し、鉄道分野の専門技術人材3000人余りを育成した。
■國際定期貨物列車「中歐班列」
2016年6月8日、中國の鉄道で國際定期貨物列車に統一呼稱「中歐班列」の使用を正式に開始。過去10年間に「中歐班列」は累計8萬1000本を運行し、総走行距離は7億kmを超え、輸送した貨物は760萬TEU、金額にして3400億ドル相當(1ドルは約142.3円)を超えた。
■モルディブの中國モルディブ友好大橋
2018年8月30日に開通。モルディブ初の現代的な橋であり、インド洋初の海を跨ぐ大橋でもある。すでに通行量は延べ數億人に達し、環マレ生活?居住圏が形成されている。
■バングラデシュのパドマ大橋
2022年6月25日に開通。バングラデシュに年1.5%前後のGDP成長をもたらし、8000萬人以上が受益している。
■鄭州-ルクセンブルク間の「空のシルクロード」
2014年6月15日、鄭州発ルクセンブルク行の國際貨物輸送航路が開通し、中國と歐州を結ぶ貨物輸送の「空のシルクロード」が切り開かれた。2023年9月20日時點で、すでに累計6062便が運航し、100萬トン以上の貨物を輸送した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年12月26日
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