習主席がBRICSパレスチナ?イスラエル問題特別ビデオサミットで談話発表
習近平國家主席は、南アフリカのラマポーザ大統領の招きに応じて、21日夜、北京でBRICSパレスチナ?イスラエル問題特別ビデオサミットに出席し、「停戦を促し、恒久的な平和と安全を実現」と題する重要な談話を発表した。
習主席は談話で、「今回のサミットはBRICSメンバーの拡大以降に行われた初の首脳會議である」と述べ、BRICSの新メンバーの指導者らに歓迎の意を表し、ラマポーザ大統領と南アフリカ政府がサミットの開催に払った努力に対する感謝を伝えた。また、「當面の情勢下で、BRICS諸國がパレスチナとイスラエル問題について正義の聲?平和の聲を上げることは、非常に時宜にかなったことであり、必要なことだ」と強調した。
習主席は「ガザでの衝突は1カ月以上も続いており、多くの民間人が死傷し、人道主義上の災禍を招くとともに、域外へ拡大する趨勢が見られる。中國はこれに深く関心を寄せている」と述べた。また、「當面の急務は、第一に、衝突の各當事者が直ちに停戦し、民間人に対するすべての暴力と攻撃をやめ、拘束された民間人を釈放し、より深刻な悲劇を避けることだ。第二に、人道主義的救援通路の安全と円滑を確保し、ガザにいる人々への人道主義的支援を拡大し、強制的な移住をやめ、水?電力?ガスの供給中斷など、ガザの人々への集団的懲罰をやめることだ。第三に、國際社會は実際的な措置を講じ、衝突の拡大を防止し、中東全域の安定に影響を及ぼすのを防ぐことだ」と、三點を提案した。
習主席はまた、「中國は國連総會が10月27日の緊急特別會議で採択したパレスチナとイスラエルの衝突に関する決議を支持する。中國は國連安保理の輪番議長國として、安保理2712號決議の可決を促したが、関連各當事者は決議の実踐に取り組むべきだ」と呼びかけた。
さらに、「パレスチナとイスラエルの情勢が今日の狀況に至った根本的な原因は、パレスチナ國民の建國権、生存権、帰還権が長期にわたって無視されてきたことにある。私は何度も強調したが、パレスチナとイスラエルの衝突を解決する根本的な活路は『2國家解決案』を実現することであり、パレスチナ民族の合法的な権利を回復することで、獨立したパレスチナ國を樹立することだ」と強調した。
習主席は談話で、「今回の衝突の発生以來、中國はパレスチナ自治政府と國連機構を通じて、200萬ドルの緊急人道支援を提供し、ガザ地區に1500萬元(約3億1000萬円)相當の食品、薬品などの緊急人道支援物資を提供した」と述べ、今後ともガザの人々の必要に応じて、引き続き支援を提供していくとの姿勢を示した。
「中國國際放送局日本語版」より 2023年11月22日
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