江蘇省の常熟市、昆山市、太倉市の境界に位置する蔣巷村は、3平方キロメートルの土地に200世帯900人の村民が暮らし、農(nóng)村振興の「江蘇省でのお手本」とも言うべき存在だ。
蔣巷村黨委員會の常徳盛第一書記の説明によると、2022年には村全體の総生産高が10億元（1元は約19.3円）に達(dá)し、一人當(dāng)たり可処分所得は6萬2500元だった。また現(xiàn)在の純資産額は3億6600萬元、流動(dòng)資金は1億4000萬元だ。「現(xiàn)在、村民はみんな220平方メートルの豪邸に住んでいる」と常氏。
長年、同村は「農(nóng)業(yè)でスタート、工業(yè)で発展、観光で豊かに、エコで美しく、そしてこのような精神を子孫に伝える」という農(nóng)村振興の道を歩んできた。
村の歴史館で取材チームに解説を行う蔣巷村黨委員會の常徳盛第一書記。（撮影?楊文全）
有機(jī)栽培水田の泥炭狀の粘り気のある黒い土を見せてくれる蔣巷村の村民。（撮影?楊文全）
蔣巷村の水田はイネの1期作の栽培しかできず、冬から春にかけてのシーズンになると休耕期間に入る。休耕中の水田は網(wǎng)で囲いを作ってガチョウの飼育を行っている。こうして飼育されたガチョウは毎年5-6月になると出荷され、市場で取り引きされる。
同村ではこれまでに80ヘクタールの有機(jī)栽培水田が作られ、大手農(nóng)家13戸が米栽培を請け負(fù)ってきた。耕作、栽培、収穫、貯蔵といった作業(yè)はすべて機(jī)械化され、オーガニック米の生産量は1ムー（約6.7アール）當(dāng)たり400キログラムから450キログラムになる。常氏は、「蔣巷村は今、『魚や米が豊かな土地』を目指して建設(shè)を進(jìn)めているところだ」と語った。
蔣巷村の発展計(jì)畫の展示模型。（撮影?楊文全）
少し前、同村は「基本年金プラス」の多角的サービスに基づいた幸福な老後モデルを打ち出し、全國の手本となる高齢者に優(yōu)しいコミュニティの典型的事例集の第1弾に選ばれた。同村はここ數(shù)年で4000萬元近くを投資して「蔣巷介護(hù)院」を設(shè)立した。計(jì)畫ベッド數(shù)は260床で、入居者に醫(yī)療と介護(hù)が結(jié)びついた介護(hù)サービスを提供している。また村民の男性は満58歳、女性は満55歳になると毎月600-2300元の年金を支給されている。
同村は介護(hù)や醫(yī)療など5大保険分野をすべてカバーしただけでなく、農(nóng)家劇場、劇団、図書館なども立ち上げ、村民の、とりわけ村の高齢者の精神的?文化的生活を絶えず豊かなものにしている。
長らく書記を務(wù)めてきた常氏は、「誰もがよりよく暮らせるようにならなければ、自分は安心できない。蔣巷村のみんながより豊かに、より幸福になるよう導(dǎo)き、『強(qiáng)くて豊かで美しくハイレベル』の新しい蔣巷村を建設(shè)していく」と新たなビジョンを語った。（編集KS）
「人民網(wǎng)日本語版」2023年4月26日
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