1月8日午前0時より、中國では新型コロナウイルス感染癥の「乙類乙管」政策が正式に実施されたのに伴って、入國者に対するPCR検査と集中隔離の取り消しや、大陸部と香港?澳門(マカオ)との人的往來の最適化といった政策も実行された。上海や広州などの空港には、防疫措置が調整された後で初めての海外からの航空便が到著した。オンライン旅行會社の同程旅行がまとめたデータによると、1月8日に中國を出入國する海外航空券の予約件數は前年同期比で628%増加して、2020年3月以來の最多を更新した。內訳を見ると、中國への航空券が48%、中國からの航空券が52%を占めた。同日に同程で海外航空券を予約した中國人旅客の行き先は、世界53ヶ國の100都市以上に広がったという。
中國の入國時の措置の変更に春節(舊正月、2023年は1月22日)の帰省ニーズが加わって、同程では1月8日から春節前日までの、海外から中國への航空券予約が大幅に増加したという。同程の観光ビッグデータによれば、8日の中國への國際便で人気が高かった到著地は、上海、南京、広州、成都、南寧だった。中でもソウルから南京への便、プノンペンから南寧への便、バンコクから貴陽への便など、直航便の一部の人気路線は、8日から1週間の航空券がすべて売り切れたという。
また8日には香港地區と大陸部との間で第一段階の通関が実現し、香港地區は同日の大陸部への海外航空券の出発地でトップに立った。同日の香港発?大陸部著の航空券の予約量は前日比62%増加し、主な到著地は上海、広州、成都、武漢、南京だった。8日午前0時より、中國民用航空局は、北京を目的地とする國際旅客便については指定された一番目の入境地點から入境するとしていた措置を撤廃した。この措置により、北京も今後、海外から中國に入る旅客の重要な目的地の1つになることが予想される。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年1月9日