河南省信陽市羅山県に位置する董寨國家級(jí)自然保護(hù)區(qū)は14日、専用車両で運(yùn)ばれたトキ18羽が10時(shí)間以上かけて900キロ以上離れた湖南省の「新居」に到著したことを明らかにした。中國新聞社が報(bào)じた。
同保護(hù)區(qū)管理局の黃華副局長によると、今回湖南省へ運(yùn)ばれたのは3‐4歳の成鳥18羽で、オス9羽、メス9羽。うち、14羽は半年にわたる野生復(fù)帰訓(xùn)練を受けており、バイタリティが強(qiáng)く、野外環(huán)境への高い適応能力を備えているため、湖南南山國家公園に順応した後すぐに放鳥することができる。
中國國家林業(yè)?草原局は今年10月、湖南省の南山國家公園にトキを?qū)毪工胄姓S可を出した。董寨國家級(jí)自然保護(hù)區(qū)のトキが今回、再び別の地域へ運(yùn)ばれたことで、中國のトキの個(gè)體群の再建と拡大がさらに最適化されると期待されている。
董寨國家級(jí)自然保護(hù)區(qū)は2006年に初のトキの生息域外保全地に指定され、2007年にトキ17羽が導(dǎo)入された。生息域外保全をめぐる科學(xué)研究が展開され、今年11月までに、275羽の繁殖に成功。6度に分けて127羽放鳥されてきた。野生復(fù)帰後、トキのつがいが4個(gè)の卵を産んでいることがたびたび確認(rèn)されており、自然繁殖したトキは280羽に達(dá)している。野外個(gè)體群は400羽以上になり、増加傾向にある。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年12月15日