商務部(省)の束玨婷報道官は24日に行なわれた定例記者會見で、「ここ數年、中國の外資利用の規模が安定的に増加し、外資導入の構造が最適化を続けた。非常に多くの多國籍企業が中國の巨大市場のポテンシャル、整った工業システム、整備されたインフラ、安定した社會環境を高く評価し、対中投資を拡大し続け、製造業における外資による複數のビッグプロジェクトの実施?建設が加速した。2021年の中國製造業の外資導入額は前年比8.8%増の337億3千萬ドル(1ドルは約138.6円)だった。今年も引き続き好調な勢いを維持している。例えばドイツのBASF社が広東省湛江市で進める一體化拠點の建設著工、エアバス中國研究開発センターの江蘇省蘇州市にある蘇州工業パークでの設立などがあった」と述べた。
束氏によると、製造業の外資導入の取り組みを著実に行なうことは、中國の製造業がモデル転換?高度化を遂げ、グローバル産業チェーン?サプライチェーンシステムによりよく融合するよう促進する上で非常に重要な意義がある。最近、國務院の承認を経て、商務部は関係當局と共に、「製造業を重點とする外資の投資増加、既存投資の安定、投資の質の向上促進に関する若干の政策措置」や「外商投資奨勵産業目録(2022年版)」などの政策を相次いで発表した。その主な狙いは市場化、法治化、國際化された一流のビジネス環境を創出して、多國籍企業の中國での製造業への投資をよりよくサポートすることにある。そのうち「若干の政策措置」は製造業の外資導入に焦點を當て、「外資の參入後國民待遇を高い基準で実施する」、「外資系企業に質の高い金融サービスと融資支援を提供する」、「製造業の外資系企業の輸出入を支援する」など15項目の具體的な措置を打ち出した。新版「奨勵産業目録」は全1474項目からなり、2020年版に比べて20%近く増加し、ハイテク製造業に関する複數の項目が加わった。中部?西部地域の優位性ある産業目録にも一部の加工貿易関連産業の項目が加わって、中部?西部地域と東北地域の製造業における外資導入の優位性がより一層強化された。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年11月25日