重慶市の高架橋(8月15日、撮影?小鵬)
漢中から成都への桟道「蜀道」について、詩人?李白が「蜀道の難は青天に上るよりも難し」と詠んだことは広く知られている。しかし、今では四川省のアクセスはどんどん便利になってきている。18日午後に開かれた「中國のこの10年?四川」テーマ記者會見で、中國共産黨四川省委員會の王暁暉書記は、「四川省の『蜀道の難』は過去の歴史となり、『蜀道』の『打開』が全面的に実現し、『蜀道』は『貫通』に向かって加速しながら発展している」と説明した。中國新聞社が報じた。
王書記は、「ここ10年、當省は昔から発展の足かせとなって來た交通の分野のボトルネック打開に力を入れてきた。そして、當省を出入りする大ルート19本が新たに増え、合わせて40本になった」と説明した。
鉄道の面を見ると、西成高速鉄道(西安‐成都)や成貴高速鉄道(成都‐貴陽)が開通し、成渝高速鉄道(成都‐重慶)のリニューアルプロジェクトが完了し、成達萬高速鉄道、成自宜高速鉄道、成渝中線高速鉄道、渝昆高速鉄道なども著工している。さらに、世紀の戦略的プロジェクトである成都と西蔵(チベット)自治區首府拉薩(ラサ)を結ぶ川蔵鉄道の建設も全面的に実施され、西部陸海新ルートの建設が著実に推進され、鉄道の総延長距離は5687キロに達している。うち、高速鉄道は「0」から「1」へのブレイクスルーを実現し、総延長距離も1391キロにまで伸びている。
航空の面を見ると、成都雙流國際空港で開通している國際線は131路線と2012年比で75路線増えた。この10年間、四川では民用輸送空港が6ヶ所増え、合わせて16ヶ所に達し、中國で3番目の多さになった。過去半年の間に、天府國際空港が開港し、雙流國際空港と一體運営が実施されている。そして、成都は北京と上海に続いて國際空港が2ヶ所ある都市となり、今年上半期の利用者數は中國で最多だった。
道路の面を見ると、四川省の道路の総延長距離は2012年の29萬3000キロから39萬9000キロにまで伸び、中國で最長となった。雅康高速や汶馬高速が全線開通し、高速道路の総延長距離は4334キロから8727キロまで伸び、中國で3番目の長さとなった。
水運の面を見ると、嘉陵江の四川省區間が全線再開し、宜賓港、瀘州港、楽山港の一體化が加速しながら推進され、川から海に達することのできる河川水上輸送體系がほぼ完成している。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年8月19日