寅年である今年の春節(舊正月、2022年は2月1日)を控え、福建省永定県にある客家(ハッカ)の伝統的な集合住宅「土樓」もお祝いムードを高めている。獨特の上品な雰囲気から「土樓のヒロイン」とも呼ばれる「振幅樓」は赤いランタンがつるされるなど、春節の飾り付けが行われ、裝いを新たにして、各地からやって來る観光客を迎えている。
永定県の客家の間では、真っ赤なランタンは、一家団欒や家族が増えること、事業の成功、希望、溫もりを象徴している。
毎年、春節の時期になると、客家の人々は家の入り口に真っ赤なランタンを飾り、新しい年が火のように勢いがあり、萬事めでたく順調に運ぶ一年となることを祈る。夜になると、龍が連なるように飾られたランタンに明かりが燈され、遠くから故郷に帰って來る人の道を明るく照らしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年1月19日