人は誰もが幸福を追求している。多くの人にとって、幸福感をもたらす源になることはたくさんある。例えば、本人が心身ともに健康であることに幸福を感じたり、周囲の環境や人とのつながりを通して幸福だと感じたりする。だが、知らないうちに確実に喜びを感じさせてくれることがある。そう、それは學ぶことだ。困惑する人もいるだろうが、學びは確かに幸福感を誘発するきっかけになっており、しかも數えきれないほどの研究がそれを証明している。ウェブサイト「Fiorreports」の最近の報道によると、學びは自信と達成感をもたらすため、喜びを感じさせてくれるという。科技日報が伝えた。
學ぶことにより自信がつく。知識を學ぶことで、人は自分の好みと経験に基づきあるアイデアのために貢獻でき、同時に人から認められる感覚を得る。この自信が喜びとなる。このほど學術誌「Oxford Economic papers」に掲載された論文によると、オックスフォード大學が中心になって行った研究の結果、勉強を好む人の方が往々にして自身の好感度と影響力を高めていることが明らかになった。これは積極的な人間関係の構築に有利で、より多くの知識を定著させることに役立つという。
また、適応力と原動力が學びを促進する原因になり、それによって引き起こされた學習行動が幸福感をもたらす。失敗は人々の適応力と原動力を高めることがある。それが、ある學問の関連知識を學ぶモチベーションにつながる。同時に學術誌「ネイチャー?コミュニケーションズ」に掲載された研究によると、米アリゾナ大學は「最適學習の85%ルール」を打ち出している。このルールは、失敗は成功の母だと指摘している。新しい知識をより効率的に得るため、15%の失敗の時間を持つべきだという。そのため15%の失敗率は學習効果を最大化することができる。
米サンフランシスコ州立大學によると、正規の教育や道徳的な教育を受けた人が最も幸福を感じる可能性が高い。教育面について、米コーネル大學は、より良い教育を受けた人の方がより理性的で、より意思決定に長けることを発見した。
つまり、研究によって、學ぶことが満足感をもたらし、喜びはそれと確かにつながっていることが明らかになっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年10月29日