ロイター通信によると、東京五輪の全ての試合會場で選手はマスクを著用しなければならないものの、國際オリンピック委員會(IOC)は、表彰式に関する新型コロナウイルス感染防止策の変更を発表し、メダリストが間隔を広げて表彰臺に立っている間は寫真撮影のために最大30秒間マスクを外すことを認めた。25日午前から同ルールが適用された。環球網が報じた。
東京五輪開幕から、表彰臺に立つアスリートの多くからマスクに関する規定に対し、不満の聲が上がっていたことをうけ、國際オリンピック委員會(IOC)は、25日、公共衛生の専門家の意見を參考に「プレーブック(規則集)」の修正を行い、同日から表彰臺に立つアスリートは寫真撮影のため、表彰臺の上で最大30秒間マスクを外すことを認めた。この新ルールは今後東京五輪の全ての試合會場で適用されることになる。
IOCは今回の変更に関し、「アスリートにとって、オリンピックでのメダル獲得はその競技人生で唯一無二の瞬間。メダリストたちのその表情や感情を撮影できるように変更した。ただし、集合寫真の場合は、必ずマスクを著用しなければならない」と説明している。
今回のこのルールの変更に、SNSでは大きな議論が巻き起こっている。
多くのネットユーザーはこの変更を歓迎するコメントを寄せている。
「表彰臺で寫真撮影のためにマスクを外しても、誰にも迷惑をかけることはないと思う」。
「アスリートらのための瞬間を堪能してもらおう、ありがとう」。
一方で、新型コロナウイルス感染拡大を心配し、注意を呼びかける聲を寄せるネットユーザーもいる。
「どれほどの感染者が入院し、どれほどの死者が出ていると思っているのか?」(編集KN)
「人民網日本語版」2021年7月26日