國薬集団中國生物がワクチン公平分配國際枠組み「COVAX」に供給する新型コロナウイルスワクチン第1弾が1日午前、北京生物製品研究所で正式にラインオフした。これは中國が同計畫に參加した後、初めて提供する新型コロナワクチンだ。新型コロナワクチンを「世界の公共財にする」という中國の厳粛な約束が、これによって実現の旅を開始した。科技日報が伝えた。
國薬中國生物の朱京津黨委書記は「國際社會が中國製新型コロナワクチンを認めたのは、國薬集団中國生物の科學的で厳格な研究開発と生産によるものだ。中國生物の科學研究チームは5月26日、「米國醫師會雑誌(JAMA)」に世界初の新型コロナウイルス不活化ワクチンの第3相臨床試験の結果を発表した。5月28日、中國生物製新型コロナワクチンは、6カ國目での製品登録?販売が承認された。同ワクチンは現在中國、アラブ首長國連邦、バーレーン、ボリビア、セーシェル、タイの6カ國での登録?販売が承認されている。世界70カ國?地域及び國際機関で使用が認められており、100カ國余りが調達の需要を示している。196カ國の人々が接種を受けている」と述べた。
朱氏によると、今回ラインオフした新型コロナワクチンにはいくつかの更新がある。パッケージはすべて英語表記。ワクチンの瓶には「VVM」というラベルが貼られ、環境溫度の変化をモニタリグできる。ワクチンのパッケージには國際監督管理のQRコードが特別に印刷されている。世界保健機関(WHO)の要請を受け、ワクチンの説明書を補足?改善した。
朱氏は、「國薬中國生物は現在、アラブ首長國連邦、セーシェル、アルゼンチンなどの國と積極的に協力し、ワクチンの域外個別生産を推進している」と明かした。
COVAXは世界ワクチン接種連盟、WHO、感染癥流行対策イノベーション連合が共同で取り組む計畫で、今年の年末までに世界に20億回分の新型コロナワクチンを提供し、「自費接種エコノミー」と「資金援助を受けるエコノミー」に供給する予定だ。中國は昨年10月8日に世界ワクチン接種連盟と協定に署名し、正式に同計畫に加入した。外交部(外務省)の汪文斌報道官は今年2月3日、「WHOの要請に応じ、中國側は、1000萬回分のワクチンを同計畫に提供することを決定し、主に発展途上國の切実な需要を満たすために使われる」と明らかにした。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年6月2日