國薬集団中國生物武漢生物製品研究所新型コロナウイルス不活化ワクチン販売並びに中國生物中部産業拠點発足イベントが28日午前、湖北省武漢市で開催された。中國生物武漢生物製品研究所と中國科學院武漢ウイルス研究所が共同開発した新型コロナウイルス不活化ワクチンが正式に販売された。これは中國生物の條件付きで販売が認められた2つ目の新型コロナウイルスワクチンだ。科技日報が伝えた。
新型コロナウイルス感染癥が発生した後、中國生物は主導機関として昨年2月1日、科學技術部(省)國家重點研究開発計畫「公衆安全リスク対策と緊急対応技術裝備」における重點特定プロジェクト「2019-nCoV不活化ワクチン」を立ち上げた。中國生物武漢生物製品研究所と中國科學院武漢ウイルス研究所は速やかに新型コロナウイルス不活化ワクチンの研究開発を開始した。研究チームはウイルス株の選択、ウイルスバンクの構築、抗體の作成及び鑑定、検査方法の確立、配合及び処方の選定、製法の研究といった一連の新型コロナウイルスワクチンの研究開発?生産や品質管理の鍵となる技術の研究開発に取り組んだ。製法技術ロードマップや製品品質の屬性を確定し、動物実験と安全性、有効性評価などの活動を展開し完了した。
新型コロナウイルスワクチン研究開発実験室と生産ラインの建設が昨年3月、中國生物武漢生物製品研究所で始まった。100日余りに及ぶ日夜の努力により、敷地面積7260平方メートルで、年間1億本の新型コロナウイルス不活化ワクチン生産能力を持つ研究開発実験室と生産ラインが完成した。同プロジェクトは新型コロナウイルス不活化ワクチンの科學研究と大規模生産に向け、安全かつ信頼できるハードのサポートを提供した。
中國生物武漢生物製品研究所は昨年7月16日より、アラブ首長國連邦など複數の國で「新型コロナウイルス不活化ワクチン3期臨床試験」を展開している。同試験は「國際マルチセンター、ランダム、二重盲検、偽薬同時対照」を採用。3期臨床試験中間データ分析の結果によると、世界保健機関(WHO)の関連技術基準及び國家薬品監督管理局が通達した「新型コロナウイルス予防用ワクチン臨床評価指導原則(試行)」の関連基準を満たしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年3月1日