北京動(dòng)物園管理処によると、同動(dòng)物園の新しい南門がこのほど開設(shè)され、來園者が入退園できるようになった。新しい門はこれまでの正門の西側(cè)數(shù)十メートルの位置にあり、スマートゲート12レーンが設(shè)置。大勢の來園者のゲート通過に対応することが可能だ。車椅子やベビーカーなどに乗った人もスムーズに入園できるよう、12レーンのうち4レーンが車椅子とベビーカー専用ゲートとなっている。一方、北京動(dòng)物園のシンボル的存在となってきた100年以上の歴史あるレンガ造りの正門は一線を退くことになる。北京晩報(bào)が報(bào)じた。
北京動(dòng)物園に到著すると、多くの人はまず動(dòng)物園の牌樓式の正門の前で記念撮影をする。正門は100年の歴史を誇る。歴史資料によると、清代の1906年に、ここは農(nóng)業(yè)試験場として建設(shè)された。49年に「西郊公園」と改稱され、翌50年の3月には、「西郊公園」として一般向けに開放された。その後、西郊公園は動(dòng)物園として発展し、55年に「北京動(dòng)物園」に改稱された。
全國重點(diǎn)文化財(cái)に指定されている北京動(dòng)物園のこのレンガ造りの正門は、1906年に建てられた。西洋式の3つのアーチ型門からなり、真ん中の門の上には龍の姿が刻まれている。東側(cè)と西側(cè)の門の上には「日」と「月」の文字が彫られ、「日が出ると働き、日が落ちると休む」という意味が込められている。
関係責(zé)任者は、「文化財(cái)を保護(hù)するために、今後、正門は通常、來園者の出入りには使わず、來園者が多い混雑時(shí)だけ開放される。それ以外の通常の日には、來園者は正門前広場で記念撮影をすることができる」と説明する。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年10月23日